小学(しょうがく)二年生(にねんせい)のきくのちゃんは本(ほん)が大(だい)すき。大(おお)きな本(ほん)や小(ちい)さな本(ほん)、写真(しゃしん)がいっぱいの本(ほん)にきれいな表紙(ひょうし)の本(ほん)など、本(ほん)をひらくといろんな友(とも)だちに会(あ)えます。本(ほん)が一(いち)ばんの友(とも)だちで、本(ほん)のほかに、友(とも)だちなんていなくてもへいきです。
そんなきくのちゃんが、おばあちゃんの住(す)むアメリカに、旅行(りょこう)に出(で)かけることになりました。おばあちゃんはみんなに「ななちゃん」とよばれていて、「あたしの友(とも)だちをいっぱい、しょうかいしてあげる」と、ずっと本(ほん)を読(よ)んでいるきくのちゃんを森(もり)へつれていってくれました。森(もり)では、いろんな鳥(とり)たちの声(こえ)が聞(き)こえてきます。