令和6年6月号



阿部 結/作・絵  徳間書店

「ごおー ぷすー ごおー ぷすー」まよなかにきこえてきた、ものすごい音(おと)。いったいこの音(おと)はなんだろう?れいちゃんとあやちゃんは、ねていたへやをとび出(だ)し、音(おと)のするほうへと、くらいかいだんをあがっていきます。
  おとうさんとおかあさんのへやをのぞくと、そこには山(やま)のように大(おお)きなかいじゅうが。なんとベッドの上(うえ)でねむっているのです。二人(ふたり)はかいじゅうの体(からだ)をのぼってのぼって、かいじゅうちょうさをはじめます。




小手鞠 るい/作 すずき みほ/絵  あかね書房


 小学(しょうがく)二年生(にねんせい)のきくのちゃんは本(ほん)が大(だい)すき。大(おお)きな本(ほん)や小(ちい)さな本(ほん)、写真(しゃしん)がいっぱいの本(ほん)にきれいな表紙(ひょうし)の本(ほん)など、本(ほん)をひらくといろんな友(とも)だちに会(あ)えます。本(ほん)が一(いち)ばんの友(とも)だちで、本(ほん)のほかに、友(とも)だちなんていなくてもへいきです。
 そんなきくのちゃんが、おばあちゃんの住(す)むアメリカに、旅行(りょこう)に出(で)かけることになりました。おばあちゃんはみんなに「ななちゃん」とよばれていて、「あたしの友(とも)だちをいっぱい、しょうかいしてあげる」と、ずっと本(ほん)を読(よ)んでいるきくのちゃんを森(もり)へつれていってくれました。森(もり)では、いろんな鳥(とり)たちの声(こえ)が聞(き)こえてきます。


        低学年から

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「ねこもおでかけ」

朽木 祥/作 高橋 和枝/絵  講談社

 ある日(ひ)、犬(いぬ)の「ダン」の散歩(さんぽ)をしていた小学生(しょうがくせい)の信(しん)ちゃんの前(まえ)に、突然(とつぜん)、子(こ)ねこが現(あらわ)れたのです。その子(こ)ねこはどうやら捨(す)てられているよう。信(しん)ちゃんは野球帽(やきゅうぼう)の中(なか)に子(こ)ねこを入(い)れて家(いえ)に連(つ)れて帰(かえ)ります。しかられるかと思(おも)っていましたが、お母(かあ)さんは大(おお)よろこび。ネットで情報(じょうほう)をチェックしながら、子(こ)ねこのお世話(せわ)をして、「トラノスケ」と名付(なづ)けました。トラノスケは少(すこ)しずつ成長(せいちょう)し、外(そと)に遊(あそ)びに出(で)かけるようになりましたが、そのころから信(しん)ちゃんに時々(ときどき)ふしぎなことが起(お)こるようになったのです。


「ぼくらの㊙(まるひ)課外授業(かがいじゅぎょう)」

佐和 みずえ/作 仁保 知行/絵  小峰書店

 六年生(ろくねんせい)の良(りょう)祐(すけ)が通(かよ)うどんぐり学童(がくどう)クラブでは、最近(さいきん)、不思議(ふしぎ)なことが起(お)こっています。戸棚(とだな)に保管(ほかん)されているお菓子(かし)が少(すこ)しずつなくなったり、床(ゆか)がぬれていたり、物(もの)の位置(いち)が変(か)わっていたり…。
 次々(つぎつぎ)と起(お)こるユーレイ騒動(そうどう)に、良(りょう)祐(すけ)たち六年生(ろくねんせい)が、ユーレイの正体(しょうたい)をつきとめようと夜(よる)の学童(がくどう)クラブへ向(む)かいます。そこで彼(かれ)らが見(み)たのは、クラブの室内(しつない)にともっている青(あお)い光(ひかり)。さらには、人の笑(わら)い声(ごえ)まで聞(き)こえてくるではありませんか。はたして、ユーレイの正体(しょうたい)は判明(はんめい)するのでしょうか?