東京(とうきょう)から徳島(とくしま)の田舎町(いなかまち)に引っ越(ひっこ)してきた4年生の加奈(かな)。同(おな)じクラスの虫(むし)が好(す)きな悠斗(ゆうと)と大地(だいち)に虫のコンクールに応募(おうぼ)しないかとさそわれたことで、クモのなぞを解き明(ときあ)かすというテーマをもとに、3人はクモの探偵団(たんていだん)を結成(けっせい)する。東京ではまわりに気(き)を使(つか)って生活(せいかつ)してきた加奈にとって、自分(じぶん)の気持(きも)ちを素直(すなお)に表(あらわ)す人たちばかりをめずらしく感(かん)じていたが、町(まち)の人たちと関(かか)わりながらクモについて調(しら)べていくうちに、加奈自身(じしん)も少(すこ)しずつ変(か)わっていき…。