いたっ!学年(がくねん)で一番(いちばん)足が速(あしがはや)く、毎年(まいとし)運動会(うんどうかい)のリレー選手(せんしゅ)に選(えら)ばれていた勇斗(ゆうと)。選考会(せんこうかい)直前(ちょくぜん)で足にけがをしてしまった。とにかく、足の調子(ちょうし)を整(ととの)えなければと思(おも)っていたが、急(きゅう)に自信(じしん)がなくなり悩(なや)んだ結果(けっか)、欠場(けつじょう)することにした。
いよいよ選考会。勇斗のかわりに選ばれたのは、走(はし)る練習(れんしゅう)を始(はじ)めたばかりの流星(りゅうせい)だった。くやしいと思っていると、春輝(はるき)と陽向(ひなた)は、流星がフライングしていたと言(い)いだし…。選考会の結果(けっか)で選ぶか、経験(けいけん)と実績(じっせき)で選ぶかクラスで話し合(はなしあ)うことになった。