★1面

笹井宏之さんの好きだった場所

 2019年の「さが総文」(第43回全国高等学校総合文化祭)で、有田出身の歌人笹井宏之さんについて、伊万里の会場でお話ししました。笹井さんは、残念ながら10年前に26歳の若さで亡くなられてしまったのですが、その詩情あふれる短歌作品に魅了される人は、増え続けています。講演後、笹井さんが大好きだったという伊万里市民図書館に、ご両親と、彼の歌集を出版している書肆侃侃房の田島安江さんと共に訪ねました。図書館の方には丁寧にご案内いただき、「さが総文」に合わせて笹井さんと私の関連書籍のコーナーをいくつも作って下さったことも知り、感激しました。光のたっぷり入る明るい館内には、手の届く高さに本が置かれ、一人でゆっくり読書できるデスクがあり、緑の庭も見えます。繊細な彼が豊かな時間を過ごしたことを想像し、胸が熱くなりました。心の深いところに直接届く、あの魂の歌の数々が、この場所から生まれたのかもしれないな、と。 
                                                         東 直子


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     東 直子さん プロフィール


     広島県生まれ。歌人、作家。1996年、第七回歌壇賞受賞。

     歌集に『春原さんのリコーダー』『青卵』『東直子集』『十階』。

     2006年『長崎くんの指(文庫改題『水銀灯が消えるまで』)』

     で小説家デビュー。

     小説、エッセイ集に『とりつくしま』『さようなら窓』『ゆずゆずり』

     『千年ごはん』など。

     図書館に所蔵しています。

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田島さんと東直子さんと笹井さんのご両親
田島さん(左)と東直子さん(左から二番目)と
笹井さんのご両親


 

★2面

夏休みたのしかったよ♬
 
        
 子ども図書館員講座  7/23・24
 夏休みに入り、今年も「子ども図書館員講座」を開催し、小学校5年生の5名の子どもたちが参加しました。
 スタートは館長の話を聞いて図書館の見学です。みんな元気よく聞きたいことを次々と質問をしていました。
 図書館の仕事や司書のこと、本の分類のことなど学んだ後は、貸出・返却作業、紙芝居整理に取り組みました。また、お客さまへの挨拶も上手にできました。「ユーチューバーになりたいけれど図書館で働きたいなあ」と感想を言ってくれるほど、図書館の仕事は魅力があったようです。他にもお気に入りの本にカバーをかけたり、本からの挑戦状に挑んだり、様々な課題を解決しました。
 図書館を使った調べる学習コンクールの第一歩では、目的を持って参加してくれた子どももあり、とても頼もしく思えました。「来年、6年生になったらまた再会しよう!」と約束した5人は、今まで以上に図書館を大好きになってくれたことでしょう。また図書館で会いましょう!



   
 
              

たまごどうぶつをつくろう  7/26
 10名の子どもたちが参加した「たまごどうぶつをつくろう」。たくま窯の池田拓磨さんに教えていただきながら、
思い思いの作品を楽しく作り上げていました。
 これで夏休みの工作もみんなバッチリだね!


    
  
      
 
  


 布であそぼう 7/24
 ボランティア団体「てんとう虫の家」のみなさんの指導で、「布であそぼう」が開かれました。今回はフェルトの
バック作り。各々、好きな色やモチーフ、ボタンを選んで、世界に一つだけのオリジナルバッグができました!たく
さん使ってね♪


       
 
 

 普段図書館でボランティア活動をされているみなさまが講師となって子どもの指導にあたられました。ご厚意に感謝いたします。

 
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★3面(3)

伊商・インターンシップ


 伊万里商業高校の2年生がインターンシップで図書館へやってきました。仕事のやりがいをそれぞれに感じてくれたようです。図書館での経験をこれからの生活に活かしてくれたらと願います。

 

                   
 (( 生徒さんからのコメント))

・一番難しかったのは「企画展示」です。どうやったら本を手に取ってもらえるか、
 読みたいと思ってもらえるか考えながら作業をしました。

・本の返却やCDの整理など、想像より多くの仕事がありました。今後、図書館に
 来る時はどんな仕事が他にあるのか見てみたいです。


 
 
  
  おすすめ本書評作成中・・・

 
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★4面

9月30日から10月7日まで蔵書点検および特別整理により
休館いたします

 図書館では資料の状況を把握するために、上記の期間本の点検作業を行います。そのため、この期間は資料の貸出・予約や資料に関するお問い合わせに対応できない場合がございます。
 ◆図書や雑誌の返却は駐車場側と子ども玄関横の2ヶ所に設置している「本のポスト」をご利用ください。なお、CDやDVDなどの視聴覚資料は破損するおそれがありますので、特別整理休館後に直接窓口へお持ちください。
 ◆自動車図書館「ぶっくん」は通常通り巡回いたします。
大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。
 
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★4面(3)

図書館員おすすめの本
なにしろ、親のごはんが気になるもので。
  金子 文恵/著  家の光協会

 著者は遠く離れて一人で暮らす認知症の父親のために毎月一回、実家に帰っています。初めの頃は、「きんぴらごぼう」「ハンバーグ」など作り置きを一品ごとにタッパーに入れて冷凍していたのですが、次に来てみるとあまり減っていません。父親にとってはどれかを選ぶことが面倒なのだということに気づき、数種類のおかずを合わせた「冷凍おかずセット」を作り始めました。
 この本では長年の経験から、作り方のコツをたくさん教えてくれています。
                                            (N.K)


利用状況(平成31年6月・7月)
伊万里市民図書館
利用点数(月別)
令和元年6月
(開館:25日)
令和元年7月
(開館:25日)
市民図書館(公民館含む)26,595点26,594点
自動車図書館(ぶっくん)13,366点12,109点
全館合計39,961点38,703点


貸出ベスト(平成31年6月・7月)
1位『希望の糸』東野 圭吾/著
1位『そして、バトンは渡された』瀬尾 まいこ/著
1位『ノーサイド・ゲーム』池井戸 潤/著
 
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