令和5年7月号



大塚 美加/ぶん 齋藤 槇/え 福音館書店

 まだおきゃくさんのいない、すいぞくかんのあさ。すいぞくかんのおいしゃさんは、「おはよう!」とこえをかけながらいきものたちのようすをみます。それから、えさのじゅんび。あたらしいすいそうをつくったり、そうじをしたりもします。すると、マダラエイがびょうきのようだと、しいくがかりがあわててやってきました。どうやってすいそうのそこにいるマダラエイをなおすのでしょう?おいしゃさんは、ちゅうしゃきをもってみずにはいると…。
 すいぞくかんのじゅういさんのしごとをのぞいてみましょう。






山田 美津子/さく 理論社


 「えにっき、やりたくなーい。どこも行(い)ってないし、きのうなんにもなかったし、かくことないもん。」えにっきのしゅくだいがでていますが、めいちゃんはかけずにいました。だれかかわりにかいてくれないかなあとおもって、おひるねをしたあとににっきをみると、そこにはみおぼえのないえにっきがかいてありました。しかも、めいちゃんのえとじにそっくり。よんでみると、『めいちゃんがたべてるおかしがふってきた。』と一行目(いちぎょうめ)にかかれています。どうやらめいちゃんのへやにおいている、ざぶとんがかいたようです。さらにつぎのページをよんでみると…。



        低学年から

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「海(うみ)のこびととウミガメ救出(きゅうしゅつ)大作戦(だいさくせん)」

サリー・ガードナー/作 リディア・コーリー/絵 中井 はるの/訳 ポプラ社

 ラビッシュ島(じま)にくらしているのは、海(うみ)のこびとたち。人間(にんげん)がすてたもので楽(たの)しくくらしていましたが、とつぜん「ゴゴゴゴーン!」と音(おと)がしました。ペットボトルがつみあがってできたボトル山(やま)がくずれ落(お)ちたのです。ボトル山の家(いえ)にいたスプーン船長(せんちょう)とホウキさんは、山がくずれたことで海におしだされてしまいました。ウミガメたちが卵(たまご)をうみにくる場所(ばしょ)で人間の子(こ)どもに助(たす)けられたふたり。けれども、すな浜(はま)にはたくさんのごみが流(なが)れついていました。





高森 美由紀/作 岩崎書店

 こわい本(ほん)が好きで図書室(としょしつ)で本を借(か)りることが何(なに)よりも楽(たの)しみな蓮(れん)。けれども、転校(てんこう)した学校(がっこう)でクラスになじめない毎日(まいにち)を過(す)ごしていた。
 ある日(ひ)、図書室に行(い)くと赤ら顔(あからがお)のおじさんが立(た)っていた。両(りょう)サイドの髪の毛(かみのけ)が赤(あか)く、あずきが入(はい)ったザルをかかえている。小豆洗(あずきあら)いという妖怪(ようかい)だ。どうして図書室にいるのか聞(き)いてみると、小豆を洗うばかりが能(のう)じゃないと知(し)らしめたいという。図書室で調(しら)べたら小豆はあんこになることがわかり、小豆洗いと図書委員(としょいいん)の野田(のだ)さんとおはぎを作(つく)ることになるが…。