伊万里市では平成16年に第一次となる「伊万里市子どもの読書活動推進計画」を策定し、平成22年にはその「第二次伊万里市子どもの読書活動推進計画」を策定して、子どもの読書活動の推進に取り組んできました。この期間中に市内の小中学校では朝の読書が100%実施されるとともに、学校への読み語り(読み聞かせ)ボランティアの活動も広がり、市内の読書に関するボランティアグループで構成した団体として「おはなしネットワーク」も組織されるようになりました。 また、地域では、公民館を中心に「家読実行委員会」が組織されるなど、子どもの読書に対する理解が少しずつ広まっています。それに伴い市民図書館での子どもの本の貸出冊数も増加しています。しかし、子どもの読書習慣の定着に向けては、家庭、地域、学校等が連携した社会全体での取組が大切であり、読書活動は短期間で結果の出るものではないため、さらに継続していくことが求められます。そこで、第二次計画に基づき、期間中の取組と成果や課題について次のように検証しました。
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