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おすすめの本
 

No.667 平成31年12月

『上馬キリスト教会ツイッター部の
       世界一ゆるい聖書教室』
『ふくおか周辺マニアック博物館』
MARO/著  LEON/著  講談社  

 キリスト教といえば旧約聖書・新約聖書。今や多くの訳や出版が出ていますが、やはり読むには小難しいと、思っていませんか?
 SNSで10万人越えの人気を集める上馬キリスト教会がゆる~く楽しい聖書の世界について、分かりやすい現代の言葉遣いやイラストと共に聖書内の登場人物達を中心に紹介します。
 クリスマスはイエス様の誕生日じゃない!ユダは弟子の中でも一番真面目な人だった!幼いイエス様はインテリ反抗期だった!など、どこから読んでも面白く、勉強になる内容になっています。知っているようで知らなった優しさ溢れる聖書の世界に親しんでみませんか? 
(M.T) 
 
町田 忍/監修  メイツユニバーサルコンテンツ
     
 世の中には、「なんでこれがこんなに高いのか」「どうしてこの人はこんな物に興味があるんだろう」と、思うことはないでしょうか? 
 自分は全く興味がない物や、自分以外の人は興味がないだろうと思うものでも、意外にどこかの誰かが興味を持っているものです。
 この本に紹介されているのは有名無名を問わず、マニアックな場所ばかり。それぞれの場所の基本データだけではなく、絶対見るべき展示を1つ紹介。きっとあなたの興味をそそる場所が見つかるはずです。
 ちなみに伊万里市内は2ヶ所が紹介され、1つは表紙でもコアな魅力全開の場所として表示されています。
(Y.E)

『公共施設のしまいかた』

『小さいコトが気になります』
堤 洋樹/編著  学芸出版社

 今存在する公共施設のほとんどは、1970年代に造られています。 
 公共施設のうち公共建築物、いわゆる「ハコモノ」は老朽化しており、また人口の減少で施設を利用する人が少なくなっています。その一方で、自治体が支出できるお金の中で、住民福祉を支える費用等の割合が増加していることによりハコモノの修繕に回せるお金が減りつつあります。
 では、これからどうしたら良いのでしょう。一方的にハコモノを無くせば良いという訳ではなさそうです。自治体と住民の協働による削減・整理・再活用のアイディアを具体例を交えて提示しています。
 (A.K)

益田 ミリ/著  筑摩書房

 「小さい事を気にするな」とか「小さい事でクヨクヨするな」とか一度は耳にした事があり、自分でも発した事のある言葉のひとつでは?
 でも、人間は、その「小さい事」が気になったりするものなのです。
 作者の気になる事も、他人から見たら「小さい事」なのですが、読むとたしかに「気になるかも」と思う事が盛りだくさんです。これを読めばあなたも気になる事が増え始めるかもしれません。
 あなたは、どんな「小さいコト」が気になりますか?
(A.U)
『オカシナ記念病院』『レスキューナースが教えるプチプラ防災』
久坂部 羊/著  KADOKAWA

 研修医の新実一良はやる気に満ち溢れ、南の島にある岡品記念病院へやって来ました。母校の先輩が院長ということもあり、離島医療を学ぼうと思って赴任したものの、院長をはじめ他の医師や看護師までものんびりした雰囲気で病院は暇な毎日。新実は在宅医療や認知症外来など積極的な医療を試みますが、患者やその家族は投薬や延命治療を拒み空回りに終わってしまいます。
 現役医師の著者がユーモアを交えながら、「生と死」について理想と現実の世界を描いており、改めて生きることの難しさを実感します。
  (Y.O)
辻 直美/著  扶桑社

 もしもの時の準備、できていますか?2019年は県内でも大雨の被害があり、日頃から備えておくことの大切さを痛感した人も多かったことでしょう。では、一体どんなことをすればよいのでしょうか。
 この本では、レスキューナースの著者が、“必要以上にお金をかけずに、日常に取り入れることができる防災術”を具体的に教えてます。ものが多いと圧死のリスクが高まるため、使ったらすぐにしまう習慣をつけたり、収納の基本である「上には軽いもの、下には重いもの」を守るなど、被害を最小限に抑えるためにできることはたくさんあるのです。
 読むだけではなく少しずつでも実践することが、自分や大切な人の命を守ることにつながります。
(R.K)