コラム

図書館と“DX”

 最近よく目にする「DX」という言葉。これは、デジタルトランスフォーメーションを略したもので、簡単に言えばITの浸透が人々の暮らしをより良い方向に変化させることです。
 伊万里市民図書館には、「おすすメール」というサービスがあります。あらかじめ、好きな著者名や興味のあるキーワードを複数登録しておけば、その条件にピッタリの新着図書があった場合にメールでお知らせするというシステムです。仕事や趣味に関する図書、お気に入りの作家の新刊情報を手軽に入手できます。
 コロナ禍の中、図書館における「DX」はますます加速化する可能性があります。身近な図書館を、もっと便利に使いこなしたい方は、どうぞ図書館員にご相談ください。(館長 鴻上哲也)

<佐賀新聞 令和3年5月3日付「いすの木のもとで」より>

※この記事と一緒に掲載されていた写真のキャプションで「大坪保育園」とあるのは「伊万里保育園」の誤りでした。お詫びして訂正いたします。

ブックスタート事業

 NPO法人やベンチャー企業、自治体などが社会貢献性の高い事業を行う際に、クラウドファンディングで資金を調達することが増えています。
 現在、伊万里市では市内の赤ちゃんに絵本を贈って親子で読み語りを体験してもらう「ブックスタート事業」について、コロナ禍の中で再開するために寄付をお願いしています。
 税金控除のほか、市外に住んでいる人であれば、寄付額に応じた市の特産物を返礼品として受け取ることができますので、新しいボランティアの形として協力してもらえると幸いです。
 詳しくはQRコードからホームページを開くか、伊万里市民図書館、電話0955-23-4646まで問い合わせしてください。(館長 鴻上哲也)

QRコード

<佐賀新聞 令和3年4月5日付「いすの木のもとで」より>

経過報告とご支援のお礼

 伊万里に生まれてきてくれた赤ちゃんに、愛とぬくもりに満ちた時間を絵本とともに過ごしてもらうブックスタート事業への寄附を集める「ガバメントクラウドファンディング」を開始して1ヶ月が経ちました。この間、多くの皆様から寄付の申し出や問い合わせをいただき、誠にありがとうございます。お寄せいただいた寄付金額も、3月19日時点で目標額100万円のおよそ3分の1(32万5千円)となりました。
 来館してご寄附いただいた方にお話を伺うと、「図書館にはいつもお世話になっているから」とか、「昔、ブックスタートのボランティアをやっていたから」、「香典返しで社会へのお礼をしたいから」、「クラウドファンディングに興味があったから」など、様々な理由を聞かせていただきます。いずれの方からも未来を担う赤ちゃんへの愛が感じられ、呼びかけをお願いする者としてありがたさと同時に身の引き締まる思いがします。
 募集期間は残り2ヶ月となりました。引き続き、寄附という形でのボランティアへの協力をお願いして参ります。あなたの温かいお志をお待ちしています。また、市外にお住いの方は返礼品もお受け取りいただけますので、ご家族やお知り合いへご紹介いただくと幸いです。

「ブックスタート事業のGCFにご協力ください」ページへ

ちょっといい話

 ちょっといい話を耳にしました。当館の職員が所属している社会人の読書グループに、新しく高校生が入会した時のことです。
 「先輩」たちの読書量に圧倒されたその生徒が「まだ全然、本を読んでいないので恥ずかしいです」と言ったところ、メンバーのお一人が「うらやましいなあ。それはまだこれからたくさん楽しみがあるってことだよ」と返されたそうです。
 若者の読書離れがよく問題になりますが、本を読んでいないという子どもに「頑張って読みなさい」ではなく、こんなかっこいい言葉掛けができる大人って素晴らしいですね。身近な大人は、子どもにとって最も影響力の強い読書環境です。(館長 鴻上哲也)

<佐賀新聞 令和3年3月8日付「いすの木のもとで」より>

「友の会」フレンズいまり

 図書館にはボランティアの方が、さまざまな分野で関わってくださっています。伊万里市では、建設計画の段階から市民と行政の「協働」で取り組まれてきたので、現在でもイベントや環境整備、清掃美化、広報PRなど、図書館の運営はボランティア抜きに語れません。
 さらに、各種ボランティア団体の緩やかなネットワークのもとに、図書館の活動への「協力と提言」を行う「図書館フレンズいまり」という、いわば「友の会」も組織されています。一定の緊張関係を保ちながら、図書館活動を共に楽しむパートナーが存在することによって、市民はより豊かな図書館ライフを満喫できるのです。(館長 鴻上哲也)

<佐賀新聞 令和3年2月8日付「いすの木のもとで」より>