「インクルーシブ教育」という言葉が学校でよく使われます。障がいのある人もない人も、自分の能力を最大限に伸ばし効果的に社会参加できるよう、ともに学ぶ仕組みのことです。
図書館でも通称、読書バリアフリー法の施行(2019年)を受けて、さまざまな障がいがあっても読書を楽しめるように環境を整え、資料を整備することが求められています。
目が見えない、文字や絵を認識することが難しい、本を持ったりページをめくったりすることが難しい、小さな文字が読みづらいなど、さまざまな理由で読書が困難な人々に向けて、最近ではその特性に応じた読みやすい形式の本や新しい道具が出版・開発され、手軽に利用できるようになりました。
詳しくは、お近くの図書館にお尋ねください。(館長 鴻上哲也)
<佐賀新聞 令和4年6月14日付「いすの木のもとで」より>