「うちどく」という言葉を聞いたことはありますか?家族で1冊の本を読み合い、感想を交流することで親子の絆を強めようとする取り組みです。伊万里市では2007年から、各学校で家庭と連携しながら行われています。
地域によっては、読み聞かせグループなどのボランティアが加わって、活動の場が広がってきている所もあります。そこで、本年度からは、地域ぐるみで子どもの読書を推進する「まちどく」という視点も加えることにしました。
12月7日には、市内の黒川コミュニティセンターで「第1回 佐賀うちどくまちどく講演会」が開催されます。読書離れが叫ばれる中、身近な所で、いつでもだれでも本に触れることができ、子どもの読書を家庭・学校・地域ぐるみで応援する「まちどく」に期待が高まります。 (館長 鴻上哲也)
<佐賀新聞 令和6年11月15日付「いすの木のもとで」より>