新年あけましておめでとうございます。
旧年中は、伊万里市民図書館をご利用いただき、誠にありがとうございました。
昨年は、SAGA2024国スポ・全障スポが開催され、伊万里をはじめ各地でスポーツの感動を味わうことができました。そして感動といえば、本や芸術作品によるそれも、私たちの生活と切り離せません。
本の質感を指でたどり、ページをめくるたびに紙やインクの匂いを感じながら読み進める豊かな時間。館内には、お気に入りの席で、自分の世界に没入できる特別な空気が、淡いBGMとともに流れています。あらためて、本がある幸せを感じています。
昨年もたくさんの企業や団体・個人の皆様から、寄付やボランティア活動を行っていただき、心から感謝申し上げます。市民との協働のもとに成長を続ける図書館であることを、実感することの多い一年でもありました。
どうぞ本年も、伊万里市民図書館をよろしくお願い申し上げます。皆様のご利用を心からお待ち申し上げております。
(館長 鴻上哲也)
作家の柳田邦男さんが講演の中で、「絵本には、人生に3度読むといい時期がある」と話されました。1度目は幼い時、2度目は子育ての時、そして3度目は年老いて孤独や病にさいなまれた時だそうです。
絵本は、効果的な絵と短い文章で構成されているので、集中力が低下しがちな高齢者でも無理なく楽しむことができます。しかも、その内容は柳田さんが「絵本は、作家が人生で一番大事なことを書いている」と言うように、心に響くものがあります。
市内でも最近は、高齢者福祉施設やサロンなどで絵本や紙芝居の読み聞かせを行う所が増えました。私も時々読みに伺いますが、子ども以上に積極的に反応しながら聴いてくださる印象があります。多幸感を味わい、他者と交流する機会を提供できる絵本や紙芝居は、高齢者にとって人生をより豊かに生きるためのツールと言えるでしょう。 (館長 鴻上哲也)
<佐賀新聞 令和6年12月13日付「いすの木のもとで」より>
「うちどく」という言葉を聞いたことはありますか?家族で1冊の本を読み合い、感想を交流することで親子の絆を強めようとする取り組みです。伊万里市では2007年から、各学校で家庭と連携しながら行われています。
地域によっては、読み聞かせグループなどのボランティアが加わって、活動の場が広がってきている所もあります。そこで、本年度からは、地域ぐるみで子どもの読書を推進する「まちどく」という視点も加えることにしました。
12月7日には、市内の黒川コミュニティセンターで「第1回 佐賀うちどくまちどく講演会」が開催されます。読書離れが叫ばれる中、身近な所で、いつでもだれでも本に触れることができ、子どもの読書を家庭・学校・地域ぐるみで応援する「まちどく」に期待が高まります。 (館長 鴻上哲也)
<佐賀新聞 令和6年11月15日付「いすの木のもとで」より>
公共図書館は、自治体の予算で運営されるので、貸し出しはその地域に在住・在勤の方に限るなど、納税者である住民へのサービスが優先されます。ということは、その地域に住んでいなくても相応の税負担や寄付をすれば、住民並みの図書館サービスを受けられるという理屈にもなります。
実際、伊万里市では「ふるさと納税」で7000円以上寄付をした方は、返礼品とは別に図書館の利用者登録ができ、市外の方であっても1年間は市民と同様に本を借りることができます(金額によって有効期間は異なります)。
地域に関わってくれる交流人口と読書人口が増えることは、人口減少に悩む地方自治体にとって極めてありがたいことです。自分の読書環境を充実しながら、地域貢献もできる「ふるさと納税」による利用者登録制度。ご登録、お待ちしております。 (館長 鴻上哲也)
<佐賀新聞 令和6年10月18日付「いすの木のもとで」より>
「人間は考える葦(あし)である」とは、パスカルの有名な言葉ですが、インターネットの普及以来私たちは、ちょっとわからないことがあってもすぐに答えを見つけられるようになりました。
しかし、検索で得た正解は、自分で考えて出したものではありません。考えるために欠かせない条件は、だれかが書いたものを読んだり、だれかと議論したり、まとめて書いたりすることです。
実際、図書館では、読書会やワークショップ・懇談会・グループ学習会など、さまざまな人々が話し合いながら、思索を深める活動が多く行われています。先日も、環境問題と図書館の関係について市民と行政が議論する機会がありました。
図書館の存在意義は本を読むだけでなく、このような場を通じて、自由と民主主義が担保されることにあるのではないでしょうか。「考える市民になるためにこそ、公共図書館は存在する」(前川恒夫著『図書館の発見』より) (館長 鴻上哲也)
<佐賀新聞 令和6年9月20日付「いすの木のもとで」より>
司書なら知らないと「モグリ」と言われる、インドの図書館学者S・R・ランガナータンの「図書館学の五法則」の中に、第五法則「図書館は成長する有機体である」があります。図書館を単なる建物でなく生き物として捉え、常に変化や内的な成長がなければ死んでしまうと警告したものです。また、有田焼の人間国宝十四代今泉今右衛門氏は、当館での講演の際に「伝統は革新の連続だ」と話されました。どちらも、松尾芭蕉の「不易流行」に通じる考えです。
本来、芭蕉の俳諧理念としての不易と流行は、新しいことを求めて変化することが俳諧の本質であるとしたもので、どちらか一方を重視するものではありませんでした。しかし現代では「理念は不易で、技術は流行」のように、変えるべきものと変えてはならないものを区別する時に誤用されることが多いようです。両者を対極的に捉えるのではなく、その根本は一つだと理解して使いたい言葉です。 (館長 鴻上哲也)
<佐賀新聞 令和6年8月23日付「いすの木のもとで」より>
図書館フレンズいまりが主催した「俳句まつり」で、ある高齢の女性が入賞されました。
伊万里市民図書館の誕生日を祝う7月7日の「図書館☆まつり」で行われた表彰式に、その方が和服姿で出席しているのに感激した主催団体のスタッフの一人が、次のような歌を作ってその場でお渡ししたそうです。「着物きて表彰式におでましの九十二歳の俳句のまつり」
後日、女性の知り合いの方から、受賞したこともさることながら、「おでまし」と表現してもらえたことをとても喜んでいたと、うれしいご報告を頂きました。
イベントを開催すると、集客の結果にばかり目が向きがちですが、参加者数の多寡に一喜一憂するばかりでなく、このような心の触れ合いが生まれることにこそ、大きな魅力や意味があることを忘れてはならないと思います。 (館長 鴻上哲也)
<佐賀新聞 令和6年7月26日付「いすの木のもとで」より>
最近、全国的に新しい図書館が増えていますが、「にぎわい創出」や「地域振興」への意識の高い所は、おしゃれなデザインやサービスで人気を博しています。去る3月31日、当館を視察された盛山正仁文部科学大臣が、利用者数の減少について質問されました。その際、深浦弘信市長は「図書館は利用者数だけが尺度ではありません」と答え、資料の魅力や市民の学習活動の様子を紹介しました。
伊万里市民図書館は、条例の中でその設置目的を「生涯学習の拠点」と定めています。つまり、図書館を通じて利用者の満足度を高める要素はさまざまにありますが、伊万里市では図書館を教育や学習のための施設と明確に位置付け、その充実を図っていることを説明したのです。
百花繚乱の図書館界の中で、当館はデジタル化や脱炭素化などといった新しい世の中の動きにも対応しながら、公設直営のブレない姿勢を貫いています。来月6、7日には開館29年目を市民とともに祝います。 (館長 鴻上哲也)
<佐賀新聞 令和6年6月28日付「いすの木のもとで」より>
ある小学校の先生が、受け持ちの6年生の子どもから「図書館に行く時間がありません!」と「怒られた」そうです。教師の忙しさはよく話題になりますが、同じくらいに子どもたちも多忙な時間を学校で過ごしています。
休み時間はトイレや給水、次の準備をしているとあっという間に過ぎますし、楽しいはずの昼休みは、運動会や修学旅行などの学校行事の準備や練習が入ることが多く、特に高学年は自由な時間が取れません。教科の授業時間を確保するため、昔は週に1回あった図書の時間が多くの学校で消えました。
この子どもは図書館に行きたいのに、その時間が取れないことへの正当な抗議を行ったのです。これに対して担任の先生は、週に1回、朝のホームルームの時間に、クラス全員で学校図書館に行くことを決めてくれました。おかげで、そのクラスの子どもは、本を借りに行く時間が確保され、読書量も増えているそうです。
ステキな判断をされた先生と、本を読みたい子どものピュアな行動に拍手を送ります。 (館長 鴻上哲也)
<佐賀新聞 令和6年5月31日付「いすの木のもとで」より>
「目が滑る」という言葉をご存じですか?集中力を欠いた状態で本を読んでいると、同じ行を何度も読んでみたり、逆に飛ばしたりすることがあります。そのように、内容が頭に入ってこない状態を表す新しい言葉で、時折ネットなどで目にしますが、まだ当館の国語辞典には採集されていませんでした。
ところで図書館の業界では、書架に置かれた本の並びを見て、読みたい本が目に入ってこないことを「目が滑る」ということがあります。つまり、読みたくなるような本が書架にない、または読みたいと思わせる並べ方をしていない時に使われます。
図書館は、通りすがりの方が思わず読みたくなるような本を選んで購入します。さらには、来館者が食指を伸ばすような本を効果的に並べる技術も駆使しています。ですから、「目が滑らない」ような書架の収集と展示ができているか、ぜひ近くの図書館に確かめに来てください。
万が一、読みたい本が見つからなかった場合は「目が滑って選べなかったよ」と一言残していかれると、司書のプロ根性に火が付くはずです。 (館長 鴻上哲也)
<佐賀新聞 令和6年5月3日付「いすの木のもとで」より>
図書館には、多くの個人や企業・団体から寄付が寄せられます。毎年、新しい絵本をセットで寄贈してくださる団体もあれば、企業の社会貢献や故人の香典返しなど、その形態や規模はさまざまです。図書館には貴重な資料が豊富にあるので、そこに寄付することは文化の普及と地域の振興に直接貢献できると考えられるからでしょう。
また最近では、特定のプロジェクトに参画する意義を強調したクラウドファンディングも盛んに行われています。災害支援や人道支援の寄付が広がり、かつてのように寄付は意識の高い人が行うものという偏見はなくなりました。自分にできる範囲での寄付行為や社会貢献が、地域社会に広まりつつあります。
このような「寄付文化」は、地域全体で社会的課題の解決を支える重要な要素となります。ひるがえって図書館側としては、「寄付をしたい」「協力したい」と思ってもらえるよう成長することが大切なのは言うまでもありません。 (館長 鴻上哲也)
<佐賀新聞 令和6年4月5日付「いすの木のもとで」より>
読書をしていると、美しい言葉や感動的なセリフ、言葉のリズムなどに引かれて、思わず声に出して読みたくなることはありませんか?だれにも邪魔されず一人、本の世界に入り込める至福のひとときです。
伊万里市民図書館で行われている人気の事業に「いきいき音読教室」があります。毎月20人ほどの参加者が、文学作品の名文や有名な詩歌などを、朗々と読み上げておられます。また、職員が講師となって市内の団体や施設を訪問して行う出張音読教室も好評です。マスク生活が長引き、大きな声を出す機会が少なくなったことへの反動かもしれません。
音読には(1)脳の活性化と認知機能の改善(2)ストレスや不安の軽減(3)コミュニケーション能力の向上-などの効果が期待されると言われます。個人の成長だけでなく、社会参加にもつながる学びのスタイルです。音読を日常生活に取り入れることで、健康で充実した人生を送りませんか。 (館長 鴻上哲也)
<佐賀新聞 令和6年3月8日付「いすの木のもとで」より>
どの図書館にも歴史があります。伊万里では、昭和天皇の即位御大典の記念事業として、昭和3(1928)年に「町立伊万里図書館」が開館しました。
蔵書数はわずか159冊で、借りるには1冊5銭の料金がかかりました。館内には次のような標語が掲示されて読書意欲を鼓舞していたそうです。「真の文化は図書館を背景とす」「一日読まざれば一日遅る」「無知は読まざる報いなり」など、高圧的ですが説得力のある言葉ですね。
また「登館者の心得」には、入退出時は脱帽・敬礼。室内では静粛に。不規律・喧噪(けんそう)は互いに戒め合う。などのルールが10項目挙げられていました。図書館で本を読むということが、余暇の善用だけでなく徳育の面を重視していた時代性が伺えて興味深いです。資料については、年々充実に努め10年後には3000冊に達し、現在は42万点を超えています。 (館長 鴻上哲也)
<佐賀新聞 令和6年2月9日付「いすの木のもとで」より>
本が返却されると図書館員は、まずページをパラパラとめくってチェックします。個人のしおりやカードが挟まっていたり、時にはピーナツの皮がペチャンコになっていたりするからです。下線や落書きもあるので、消しゴムは必需品です。
そんな図書館員からお願いです。誤ってページが破れたり、外れたりした場合は、決してセロハンテープで補修はせずに、そのままカウンターまでお持ちください。傷んだ本を直したいという温かい気持ちは図書館員が受け継いで、専用の道具を使ってしっかり直します。
ただし、コーヒーなどをこぼして修復不可能の場合は、弁償していただくこともあります。つまり、図書館の本は公共物ですので、丁寧に扱っていただきたいのです。机の上で読む。唾をつけた手でめくらない。飲食しながら読まない。ページの角を折らない。クリップを使わない。マナーを守って今年も読書を楽しみましょう。 (館長 鴻上哲也)
<佐賀新聞 令和6年1月12日付「いすの木のもとで」より>
新年が明け、元日に発生しました令和6年能登半島地震により、亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。また、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
旧年中は、伊万里市民図書館をご利用いただき、誠にありがとうございました。
おかげさまで昨年は、図書館☆(ほし)まつりが、通常どおりの規模と方法で開催されたり、さまざまな市民活動に図書館をご利用いただいたりして、コロナ禍で停滞していたコミュニティづくりを大きく進めることができました。また、長年の懸案だった空調機器の更新工事も完了までの目処が付き、快適な読書環境を提供できるようになりました。
たとえ、世の中がどんな状況下にあっても、図書館は皆さんの知的自由を確保する生涯学習の拠点であり続けたいと願っています。本を読むことや、学んで行動を起こすことによって、一つひとつの問題を、夢や希望に転換することができると信じて、今年も職員一同、図書館サービスの充実に努めてまいります。
なお、昨年もたくさんの企業や団体・個人の皆様から、寄附やボランティア活動を行っていただき、心から感謝申し上げます。まさに、市民との協働のもとに成長を続ける図書館であることを、実感する機会が多い一年でもありました。
どうぞ本年も、伊万里市民図書館をよろしくお願い申し上げます。皆様のご利用を心からお待ち申し上げております。
(館長 鴻上哲也)
「インターネットがあれば図書館はいらない」という人がいますが、本当にそうでしょうか?
確かにネットだと、自分が必要とする最新の情報を瞬時に手に入れることができますし、その後もお気に入りの情報が優先的に表示されるので便利です。このスピード感と双方向性はネットの長所ですが、一方で情報の不正確さや、検索履歴から利用者の好みが流出するという短所もあります。
そして、これらを裏返したものが図書館の特性ともいえます。つまり、本は出版までに時間がかかりますし、読み手に合わせて表現を変えることもできませんが、責任の所在が明らかで信頼性も高く、未知の分野に触れる機会にも富んでいます。
このように、図書館とネットにはそれぞれ得意・不得意があります。私たちは、互いにその足りない部分を補う形で使いこなしていくことが大切だと思います。 (館長 鴻上哲也)
<佐賀新聞 令和5年12月8日付「いすの木のもとで」より>
人工知能(AI)やチャットGPTなど最新のデジタル技術と、紙媒体の本を扱う図書館は対極にあると思われがちです。しかし、どちらも自分に必要な情報を取り入れて、よりよい生活に役立てるという点では同じです。
実際、公共図書館でも最近は、スマホで読むことができる電子書籍、農業やビジネスなどに必要な専門情報を検索できるデータベースを備えた館が増えています。また、生成AIについては、私たちが道具として適正に使いこなす能力(リテラシー)を身に付けることが大事です。
当館では先日、市民団体の主催で、AIを使って親子で絵本を作るワークショップが行われました。参加者は、テーマや登場人物、読者ターゲットを考えて、どのように指示すればAIに意図が伝わるか苦心しながら、人工知能との共同作業を楽しんでいました。終了後、主催団体代表の「これからは答える力より、問う力が大事」との言葉が印象に残ります。 (館長 鴻上哲也)
<佐賀新聞 令和5年11月10日付「いすの木のもとで」より>
読み聞かせ・実演や図書館友の会、図書の音訳、布絵本制作など、読書や読書の普及に関する活動を行う団体(読書グループ)は全国に約1万2300あるそうです。伊万里市でも、当館や学校・園・施設などで、さまざまな読書に係るボランティア活動が行われています。
読書環境が大きく変わってきている現代ですが、対面での読み聞かせや読書会の魅力、図書館や書店で手に取って本を選ぶ楽しさが見直されているのは、読書グループの皆さんのおかげとも言えるでしょう。
なお、27日から11月9日までの2週間、「第77回読書週間」が行われます。その中のテーマの一つが「読書グループの結成促進」です。新規に結成していただくのも大歓迎ですが、多くの読書グループが新しい仲間を募集しておられます。少しでも関心のある方は、最寄りの図書館までお問合せください。 (館長 鴻上哲也)
<佐賀新聞 令和5年10月13日付「いすの木のもとで」より>
ブックトークをご存じですか?読み聞かせとは違って、本の一部を見せたり読み上げたりして、その魅力を紹介するものです。
学校などでも行われますが、伊万里市民図書館では大人対象の講演会などの後に、司書がテーマに関連した4~5冊の本を選び、自分の体験も交えながら10分程度でテンポよく紹介します。
「今まで読まなかったジャンルの本に出合える」と好評で、受講者の中にはこれが楽しみで参加しているという方もいらっしゃるほどです。司書にとっては、うまくいけば紹介した本全てを借りてもらえる達成感を味わえますが、その逆もありうる「勝負」の場でもあります。
聞き手の読書意欲を喚起することができるブックトークは、本に精通している司書の腕の見せどころです。 (館長 鴻上哲也)
<佐賀新聞 令和5年9月15日付「いすの木のもとで」より>
図書館は本を貸し借りする以外にも、たくさんの機能があるのですが、あまり知られていません。そこで、伊万里市民図書館の「使わないともったいないサービスベスト5」をご紹介します。
第5位バリアフリー…さまざまな障がいに応じて読みやすく工夫された資料があります。第4位読書相談…読みたい本を探したり、ご希望に沿った本を紹介したりします。第3位おすすメール…好きな作家やキーワードを登録しておくと、ぴったりの新着図書をいち早くメールでお知らせします。第2位部屋貸し…生涯学習のために和洋大小さまざまな集会室を無料で利用できます。
そして堂々の第1位は、レファレンスサービス。専門の職員が、いろんな質問に本を使って答えたり、調査研究の参考になる資料を提供したりします。
サービス内容は各館によって異なりますので、ぜひ最寄りの図書館を使いこなしてください。 (館長 鴻上哲也)
<佐賀新聞 令和5年8月18日付「いすの木のもとで」より>