「自分が生まれる前からあったのに、古さを感じることがない図書館が大好きです」「いくつも図書館にはお邪魔しましたが、『住みたい』と思ったのはここだけでした」
いま、館内のいたるところに、このようなメッセージが掲示されています。これは、開館30周年記念事業実行委員会の取り組みの一つ「一筆啓上 市民図書館へ想(おも)いを込めて」に市の内外から寄せられた声です。図書館員にとって極めてありがたいエールですが、同時に身の引き締まる叱咤(しった)激励でもあります。
市民図書館は、長年にわたって市民一人ひとりにかけがえのない思い出や、出会い、学び、そして人とつながる機会と場を提供してきました。図書館は、ただ単に本を借りたり読んだりするだけの場所ではなく、これらの活動が幾重にも交わることによって、「地域の知の拠点」と呼ばれるようになるのでしょう。
(統括管理者 鴻上哲也)
<佐賀新聞 令和7年8月1日付「いすの木のもとで」より>