今から二百年(にひゃくねん)ほど前の町(まち)のお話(はなし)です。10才(さい)のお咲(さき)はせんべい屋(や)のかんばんむすめです。しっかり者(もの)で店番(みせばん)をがんばっています。ある日、お咲は寺子屋(てらこや)に行けることになります。寺子屋は子どもが読み書(よみか)きそろばんを習(なら)う小学校のようなところです。計算(けいさん)が得意(とくい)なお咲は寺子屋での手習(てなら)いをよろこびました。寺子屋に行くさいしょの日、お咲は地図(ちず)をたよりにでかけました。やっとたどりついた寺子屋はみすぼらしく、子どももきちんとすわっていません。がっかりしたお咲はへたりこんでしまいました。