はやし ますみ/作 偕成社
たぬはらさんのとしょかんにはたくさんの本(ほん)がおいてあります。夕方(ゆうがた)、たぬはらさんがかたづけをしていると、ねずみがやってきました。とおくにすむねずみは「としょかんがあいてるじかんにまにあわない」といいました。たぬはらさんは「とおくのみんなも本をよみたいよな」とはっぱをあつめだしました。はっぱをあたまにのっけて、ポン!おなかをたたくとたぬはらさんはワゴンになりました。はっぱが本にかわっています。どこでもいけるどこでもとしょかんの出発(しゅっぱつ)です。のはらのみんながこころゆくまで本をよみました。
いまむら あしこ/作 こやま もえ/絵 あかね書房
かぜのふくひろいのはらにいきものたちが、毎日(まいにち)たのしくくらしています。のはらのくさぶきのいえには、カヤネズミのおとこのこのウィンと、かやばあちゃんがすんでいます。ウィンはかやばあちゃんのいえにずっと前にやってきたので、なにもおぼえていません。だからウィンはその日のことを、なんどもききたがります。いつもかやばあちゃんは小(ちい)さいときのウィンのことをしずかにはなしてくれるのでした。
ある日、ウィンはしょんぼりとのはらにでてゆきました。なみだがこぼれそうになったそのとき、ミツバチおばさんがこえをかけました。
「おしゃべりねずみゴル・ゴーン・ゾラ」
小森 香折/作 平澤 朋子/絵 偕成社
ある街(まち)に、三びきの白(しろ)ねずみのきょうだいが住(す)んでいました。名前はゴル、ゴーン、ゾラ。ちょっと変(か)わった三びきは人間(にんげん)の言葉(ことば)がしゃべれたのです。でも人間には気(き)をつけていました。父(とう)さんねずみの口ぐせの「チーズと自分(じぶん)を見(み)うしなうな」を心(こころ)におき、三びきは別(べつ)の屋根裏(やねうら)に住(す)むことになりました。ときどき両親(りょうしん)のもとに帰(かえ)って、三びきはどんなぼうけんをしたかを話(はな)します。チーズ屋(や)や、ねずみとり男(おとこ)と対決(たいけつ)など3つのぼうけんのお話です。
「小さい魔女(まじょ)と大きい魔女」~ローズと汚(よご)れた海~
岡田 晴恵/作 佐竹 美保/絵 ポプラ社
年に一度(いちど)のワルプルギスの魔女(まじょ)のお祭(まつ)りでは、大勢(おおぜい)の魔女たちが踊(おど)ります。魔女は何百年(なんびゃくねん)、何千年(なんぜんねん)も生きる大きい魔女から小さい魔女までさまざま。小さい魔女は大きい魔女に弟子入(でしい)りし一人前(いちにんまえ)を目指(めざ)します。今年(ことし)のお祭りの後(あと)、魔女のお頭(かしら)による緊急(きんきゅう)の魔女会議(まじょかいぎ)が始(はじ)まりました。魔法の杖(つえ)で水晶玉(すいしょうだま)を大きく膨(ふく)らませると、そこには地球(ちきゅう)の自然(しぜん)が壊(こわ)れた近未来(きんみらい)の姿(すがた)が映(うつ)っていました。山の木々(きぎ)が伐採(ばっさい)され、島(しま)が水没(すいぼつ)している姿に魔女たちは声(こえ)をあげました。その様子(ようす)を小さい魔女のローズがお頭の足元(あしもと)でこっそり見ていたのです。