フィリップ・C.ステッド/文 エリン・E.ステッド/絵 青山 南/訳 光村教育図書
エイモスさんは、ゆきがだいすきです。まいあさのたのしみは、もうふにくるまりラジオのてんきよほうをきくことです。雨(あめ)や風(かぜ)が続(つづ)き、やっとラジオが「今日(きょう)は、はつゆき!おおゆきです!」といいました。あたたかくしてエイモスさんは、ひんやりとした空気の中へ出ていきました。バスにのるとあみものです。ゆきにそなえて、みんなにくばるものがありました。動物園(どうぶつえん)につくと、エイモスさんはゾウにはポンポンぼうし、カメにはショール、みんなにあみものをわたせました。そして、エイモスさんはゆきをたのしみにまちました。
~北の森のちいさなおはなし~「シマエナガのちるとぴるる」
もとした いづみ/文 きくち ちき/絵 ほるぷ出版
まっ白(しろ)なゆきにおおわれた林(はやし)ににぎやかなことりたちがすんでいました。小(ちい)さなからだに、まんまるがお、シマエナガの「ちる」と「ぴるる」はとてもなかよしです。きょねんうまれた二(に)わにとって、はじめてのふゆ。ふゆのあいだ、シマエナガはたくさんのなかまとすごします。
ある日(ひ)、イタヤカエデのえだから、つららがさがっていました。ちるがなめると、アイスキャンディーのようにあまいものでした。ちるはあっちのほうに同(おな)じ木(き)がたくさんあるのをおもいだしました。二わはアイスキャンディーをさがしにとびたちました。
「ねぎのねぎしくん」
戸森 しるこ/作 伊野 孝行/絵 講談社
おかあさんにたのまれて、スーパーに行った帰りのこと。まちかどで、ねぎが物思(ものおも)いにふけっていました。つやがある立派(りっぱ)な長(なが)ねぎは、街灯(がいとう)に寄(よ)りかかっています。ぼくはしゃがんで、ねぎに「なにしてるの?」と話しかけました。名前を「ねぎし」くんといい、道(みち)ばたに落(お)とされたことで深(ふか)く落ちこんでいました。ねぎしくんは「持(も)ち帰(かえ)ってくれてもかまわんよ」といいますが、ぼくはねぎが苦手(にがて)でした。ねぎしくんと話していると、通(とお)りすがりのお兄(にい)さんが声(こえ)をかけてきました。
「かみさまのベビーシッター5」~かみさまのおねがいごと~
廣嶋 玲子/作 木村 いこ/絵 理論社
大島家(おおしまけ)にはかみさまの赤(あか)ちゃんがいます。大きな耳に丸(まる)いしっぽがかわいらしい、その名をボンテンというかみさまです。ボンテンは赤ちゃんなので、とても手がかかります。乳母(めのと)に選(えら)ばれた幸介(こうすけ)も幸介の両親(りょうしん)もいつもふりまわされます。それは楽(たの)しいことですが、困(こま)ることもありました。ある日、ボンテンはかぜをひいてしまいます。ボンテンを毛布(もうふ)で包(つつ)むと甘(あま)いミルクを飲(の)ませ、みんなはとても心配(しんぱい)しました。家族(かぞく)にちやほやされたボンテンは、とてもうれしくなり、ある願(ねが)いが心(こころ)に生(う)まれます。そこでボンテンは神頼(かみだの)みをはじめたのです。