乾 栄里子/文 西村 敏雄/絵 福音館書店
まちのはずれに、あおいやねのバルバルさんのとこやがあります。みせには、どうぶつのおきゃくさんもやってきます。
あるあさ、バルバルさんがじゅんびをしていると、おさるがやってきました。おさるはエプロンをして、やってきたおきゃくさんをあんないしています。バルバルさんは「はてな?」とおもいましたが、おさるはいちにちてつだいました。おさるがよくはたらいたので、またきてもらうことにしました。みせがおわると、おさるはカットのれんしゅうをバルバルさんとはじめました。
~いぬうえくんとくまざわくん7~「なんだかちがういぬうえくん」
きたやま ようこ/作 あかね書房
あるあさ、くまざわくんといぬうえくんはさんぽにでかけました。いっしょにさんぽするのはたのしいし、ためになります。いぬうえくんはいろんな道(みち)をしっていて、おいしいきのみがなる木や、あぶない場所(ばしょ)もおしえてくれます。でも、くまざわくんはあさごはんのことばかり考(かんが)えていたのでころんでしまいました。いぬうえくんは「ぼくがもどるまでここでまっていて」というと、どこかへ走っていきました。やがて、まちくたびれたくまざわくんの前に大きないぬがあらわれたのです。
~なのだのノダちゃん~「ワンドラゴラといっしょ」
如月 かずさ/作 はた こうしろう/絵 小峰書店
サキのなかよしのノダちゃんは人間ではありません。十字架(じゅうじか)がにがてでコウモリたちがしもべの、たぶん吸血鬼(きゅうけつき)です。ある日、箱(はこ)にふさふさした球根(きゅうこん)がころがっていました。サキが植木(うえき)ばちに球根を植えるとノダちゃんがトマトジュースを土にかけました。すると、ほそいくきがはえてきて、緑色(みどりいろ)のまりのようになりました。ふたりは図書館(としょかん)で不思議(ふしぎ)な植物(しょくぶつ)を調べること にしたのです。
~こそあどの森の物語~「こそあどの森のひみつの場所 」
岡田 淳/作 理論社
スキッパーはウニマルと呼(よ)ばれる不思議(ふしぎ)な形の家に博物学者(はくぶつがくしゃ)のバーバさんと住(す)んでいます。バーバさんはよく旅(たび)に出るのでスキッパーはひとり暮(ぐ)らしになれていました。ある雨の日、スキッパーは湖(みずうみ)にふる雨を見に出かけます。途中(とちゅう)で雨がやんだので帰(かえ)ることにすると、林のむこうでなにかが動(うご)いたのです。そこには白い服(ふく)を着(き)た男が広場(ひろば)で踊(おど)っていました。その男はスキッパーを知っているというのです。
こそあどの森のひとたちのたいせつな7つの物語です。