『災後テレビドラマ論』 | |
米倉 律/著 青弓社 二十一世紀、日本は東日本大震災、新型コロナウィルス感染の二つの災禍を経験しました。この災禍は日本社会に多大な影響を与え、私たちの生活も大きく変わったと思います。この本では、震災やコロナ禍を題材にした「災後ドラマ」について取り上げ、災後ドラマを通じて私たちがどんな時代を生きたか、災後ドラマが災後を生きる私たちにどう寄り添ってきたのかが書かれています。皆さんもあの時見たドラマを思い出しながら、震災、コロナ禍のことを振り返ってみませんか? (R.K)
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『言葉のトランジット』 | |
グレゴリー・ケズナジャット/著 講談社
(S.M)
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『「お静かに!」の誕生』 | |
今村 信隆/著 文学通信 美術館は静かに一人で見たい?それとも感想を伝えあいながら鑑賞したいですか?静かな鑑賞と賑やかな鑑賞はそれぞれに価値と利点がありますが共存できないのが現実です。そもそも、当たり前と感じている「美術館では静かにみるべきだ」はいったいどこからはじまったものなのでしょう。 本書では、江戸から明治へと移り行く時期の「見世物」と「書画会・書画展会」から、近代的な博覧会まで、今日の鑑賞と批評の空間を再考する歴史的な事柄を取り上げ考えます。 (Y.M)
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『最後のあいさつ』 | |
阿津川 辰海/著 光文社 大人気刑事ドラマの主演俳優が、妻を殺した容疑者として逮捕される事件が30年前に起こりました。その主演俳優は釈放後に記者会見を開き、「自分は無罪で、別の猟奇殺人事件の犯人こそが妻を殺した犯人だ」と主張します。その様子はまるで、彼が演じていたドラマの刑事役のようでした。 そして現代、かつての猟奇殺人事件に類似した事件が発生します。小説家の風見は、すでに無罪判決が確定した主演俳優についてのノンフィクション小説を執筆することになり、30年前と現代の事件の真実に迫っていくことになるのです。人間の執着心の仄暗さに触れる、ミステリーです。 (S.S)
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『オフを整える』 | |
船ケ山 哲/著 すばる舎 待ちに待った休日、ゴロゴロするだけの1日を過ごしていませんか?休息は大切ですが、「スマホばかり」「寝るだけ」では体と心は休まりません。上手な休息で「オン」を輝かせる方法を、サラリーマンや俳優などマルチに活躍する著者がわかりやすく解説します。 オフを整えることは、心を揺らすノイズから自分を守ることにも繋がります。自分の時間を大切にして、オフをただの休みではなく「オン」への準備時間と捉えてみると、自然と体が軽くなりますよ。 (A.K)
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『すごいコアラ!』 | |
平川動物公園/著 新潮社 コアラといえば、木につかまってよく寝ているイメージがありますが、実は食に厳しかったり、縄張り意識が強かったりと、愛らしい姿からは想像もできない不思議な魅力を持っている生き物です。 (S.T)
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