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おすすめの本
『地方女子たちの選択』  
上野 千鶴子・山内 マリコ/著  桂書房

 地方に生まれた女性にスポットを当てた本書。地方に住む女性は何に悩みながら生活をしているのでしょうか。地元での暮らしを続ける選択をした人や都会に出る選択をした人など、24歳から65歳の女性14名への聞き取りをもとに、彼女たちの人生に迫ります。結婚・出産によってキャリアプランの見直しが必要になったり、「女子に教育は必要ない」と選択肢を奪われ夢を諦めたり、今も昔も「女性だから」という理由で望む将来を断念した人が多くいるのが現実です。
 かつては地方女子だった、著者の上野氏と山内氏だからこそ聞き出せる、女性たちの本音をご覧ください。
(A.K)
 
『父と息子のスキンケア』

高殿 円/著  早川書房


 とある日の洗面所、著者は、美容とは全く無縁だった夫が、年頃の息子とともにスキンケアをしているところを目撃した。そこで、妻であり母であり、美容の先輩でもある著者が2人に手ほどきすべく、男性美容について調べ始めます。しかしそこにはスキンケア後進国日本の実態が。
 大手化粧品メーカーや専門家へ取材をし、近年利用が増えている美容クリニックや男性美容の歴史などが明らかに。何から始めたらいいのかわからない、気になっているけれどなかなか踏み出せないというメンズの方、この本をきっかけに「潤って」みませんか?

(S.T)
 
『作り方を作る』
佐藤 雅彦/著  左右社

 「ポリンキーポリンキー三角形のひみつはね」などのCMや『ピタゴラスイッチ』『0655/2355』など一度は観たことのある番組。アクションパズルゲーム『IQ』。画期的な数学問題集『解きたくなる数学』。これらすべて同じ人が手掛けていることをご存じでしょうか。
 「佐藤雅彦展 新しい×(作り方+分かり方)」の公式図録である本書は、図録という形ながら、表現者・佐藤雅彦が40年にわたる創作活動について語る自伝ともなる読み応えたっぷりの一冊です。奇想天外に見える発想もそれが生まれる作り方がある。作り方の秘密たっぷり「教えてくれてるよ♪チャン♪」

(Y.M)
 
『アガサ・クリスティを楽しみ尽くす百問百答』
平井 杏子/著  大修館書店

 『そして誰もいなくなった』などを生み出した「ミステリの女王」アガサ・クリスティ。こうした作品の背景にアガサ・クリスティ自身の経験や知識が生かされていることはご存じでしょうか。
 本書では、アガサ・クリスティや作品の登場人物などについて、一問一答形式で紹介されています。アガサ・クリスティの幼少期や結婚相手、また作品に出てくる毒薬についてなど詳細に描かれていますので、作品は知っていてもアガサ・クリスティのことは知らない方、読んでみたいけどまだ読んだことがない方におすすめの一冊です。

(R.K)
 
『知れば知るほどおもしろいお米のはなし』
柏木 智帆/著  三笠書房

 日本人の主食・お米。価格高騰や備蓄米放出など、あって当たり前だったその存在に注目が集まっています。
 この本は、お米を愛するあまり新聞記者から米農家に転職し、おむすび屋キッチンカー経営の経験も持つ著者が、お米にまつわるあれこれを記したものです。日本のお米のルーツや日本史の逸話、令和の米騒動まで、その範囲は多岐にわたります。そもそもなぜ昔は税金代わりに米の年貢を納めていたのか、大名たちはその年貢をどうしていたのか、といった素朴な疑問にも答えが示されています。私たちの食卓を揺るがすお米の問題。そのお米のこれまでとこれからを紐解いてみましょう。
(S.S)
 
『泣ける消費』
石津 智大/著  サンマーク出版
 

 脳と感情、そして美しさの関係を研究する学問「神経美学」を専門とする著者が、「泣ける」「怖い」といったネガティブな感情を入り口に、人がなぜ感情を求め、どうしてそれを「消費」するのかを探っていきます。「泣ける映画」が見たい、怖いけどついホラー映画を見てしまう、こうした行動には「感情を味わいたい」という願望が関わっており、「感情の揺れ」を私たちは買っていると著者は考えます。また、著者は感情を動かすための仕掛けを商品やコンテンツに意図的に組み込むことで「心を動かす体験」を作り出すことができると考えました。商品やサービスを通じて「人の心を動かしたい」と思う方へおすすめしたい一冊です。

(S.M)