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おすすめの本
『旅と歴史好きのためのご当地グルメ誕生の秘密』  
宇田川 勝司/著  ベレ出版

 日本全国47都道府県が誇るご当地グルメの歴史を、旅好きの地理の先生が紐解きます。昔からある郷土料理や近年生まれたB級グルメだけでなく、人気のお土産や名産品など、誰もが一度は食べたことがあるものも数多く掲載されています。思わず笑ってしまう歴史を持つ名産品の中には、名産品だったハムの名前をそのまま村の名前にしてしまった、なんてものも。
 佐賀県のご当地グルメも登場しているのですが、どのご当地グルメが紹介され、どんな歴史を持っているのかは、ぜひ、ご自身の目でお確かめください。
(S.S)
 
『一歩が踏み出せなかった私へ』

日経ウーマン/編著  日経PB


 「あの時、ああすればよかった」「今より状況が悪くなったら…」など過去への執着や将来への不安、迷いは誰もが一度は経験するものです。本書に名を連ねる作家、評論家、女優などそれぞれの分野で活躍する20人の女性たちも、時代や家庭環境、社会情勢に翻弄され、今の地位にたどり着くまでに多くの逆境を乗り越えてきました。そんな彼女たちが、自身の半生を顧みながら、現在悩みや不安を抱える人たちへ向けての応援メッセージを綴っています。
 一歩を踏み出すヒントや勇気をもらえるかもしれません。

(Y.O)
 
『スノードームの捨てかた』
くどうれいん/著  講談社

  指輪を捨てたい女性としゃがみこんでいるサラリーマン、誰にも言えない秘密を抱えたヨガ教室の生徒など、それぞれの日常を「捨てる」をテーマに物語は進みます。捨てるのはモノだけではありません。人間関係、思い出したくない過去等々・・・。
 さまざまなものを捨てようとする中で、新たに出会い増えるものもあります。登場人物たちが何を手放し、何に出会うかは読んでからのお楽しみ。
 エッセイで知られる著者が描く、6つの何気ない日常の短編集です

(S.T)
 
『植物たちに心はあるのか』
田中 修/著  SBクリエイティブ

 昔から身近な存在として、寄り添って生きてきた人間と植物。美しい花で心を癒してくれたり、時には薬として病を治してくれたり、私たち人間は植物に支えられて生きてきました。
 この本では、そんな植物たちの「生き方」について、植物学者である著者が楽しくわかりやすく解説しています。「もっと水が欲しい」と感じたら根っこが長くなったり、猛暑から身を守るために汗をかいたり、まるで心があるかのような生きる仕組みを植物はたくさん持っています。その賢さと強さに驚くこと間違いなしの1冊です。

(A.K)
 
『歩くという哲学』
フレデリック・グロ/著  山と渓谷社

 散歩を趣味にしている方にとって「歩く」ことは、ただの移動手段ではなく、心と体の健康維持に欠かせない習慣です。著者はさらに、歩行を思索や自由の行為としてとらえ、カントやニーチェら多くの哲学者の歩き方を通して、身体と精神の結びつきを探ります。効率や成果に追われがちな日常から距離を取り、自分のリズムで世界と向き合う歩行には、哲学的な生き方のヒントが満ちています。静けさの中に立ち現れる思索の時間を大切にするあなたに、強くお薦めしたい一冊です。
(T・K)
 
『正しい「働き方」はどっち?』
福田 裕史/著 赤城 正孝/監修  秀和システム
 

 「業務終了後の勉強会にでる?でない?」「飲み会の上手な断り方は?」このような時、あなたはどのような判断をしますか?労働基準法や社会保険制度に関する基礎的なルールをわかりやすく解説した本書。会社を休みたいときや教育訓練給付制度の活用など、自分の時間や可能性を伸ばす選択肢を広げようとするときに、新社会人からベテランまであらゆる世代の参考になります。
 働き方の見直しが高まっていて多様な働き方も進む中、少し立ち止まって自分の「働き方」を考えてみてもいいですね。

(A.S)