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おすすめの本
『旨い魚が食べたい!』  

ながさき 一生/著 柏書房


 魚は不飽和脂肪酸が多く、カルシウムやビタミンなどの栄養成分が含まれているため、健康にいいといわれています。そしてせっかくならおいしい魚を食べたいと思うものですね。新鮮なものはおいしいのか、生と冷凍どちらがいいのか、そんな疑問に水産資源管理や冷凍について取り上げながら、科学的視点から答えていきます。また、魚は温室効果ガスの排出が少ないため、健康だけでなく、環境や資源の面からみても優れています。日本の魚食文化を守るため、消費者がどう行動すべきか考えさせられます。  

(A. S)

 
『買わない生活』

稲垣 えみ子/著 東洋経済新報社

 

 「幸せな自分」になるために、これまで「買うこと」に一生懸命だった著者。50歳で会社を辞めたことをきっかけに、必然的に買わない生活を始めます。すると、買わないことで見えてきたのは、美味しい食事、心地よい住まい、健康、友人との時間、自由な時間、そして有り余るほどのエネルギー。さらにはお金まで貯まっていくという思いがけない変化が!「買わないこと」で、こんなにも「豊かに暮らせるなんて」と、著者自身が一番驚いたそうです。「本当の幸せって、なんだろう」と問いかけてくれる一冊です。

(Y. K)

 
『ギャルにひかれて寺マルシェ』

宮島 未奈/著 KADOKAWA


 毎月第三日曜日、隆泉寺の境内で「りょうせんマルシェ」が開催されています。ハンドメイド作品やスイーツの販売・ワークショップといったよくある内容ですが、ここの目玉は「まみたん法話」。ギャルメイクの副住職片倉真実子が分かりやすく優しい言葉で語ってくれます。

 杉本酒店の店主英介、30歳独身。亡父の後を継ぎ、ただなんとなく退屈な日々を過ごしていましたが、悪友勝山光司がきっかけで「りょうせんマルシェ」と関わっていくことになります。この三人は同級生。令和の日常の中で、昭和レトロな挿話を織り交ぜ、物語は展開していきます。

 昭和という時代を生きた方には、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

(M. F)

 
『なぜ人は悪役に惹かれるのか?』
小松 史生子/著 大和書房
 

 皆さんは「悪役」と聞いて誰を思い浮かべますか?日本には、『ドラゴンボール』のフリーザや『鬼滅の刃』の鬼舞辻無惨など、極悪非道な悪役から、『それいけ!アンパンマン』のばいきんまんや『ポケットモンスターシリーズ』のロケット団などの憎めない悪役まで、様々なキャラクターがアニメや漫画などに登場します。

 本書では、小説やアニメなどに登場する怪盗や悪女といった悪役に対して、なぜ私たちが惹きつけられるのかを、小説の本文を引用して細かく分析しています。悪役がなぜ悪さをするのか、そこには私たちが想像もしなかった背景が描かれており、悪役の魅力に気づくきっかけになるでしょう。

(R. K)

 
『山の法律事務所』

安藤 雅樹/著 山と渓谷社


 近年、軽装登山や閉山期の山での遭難など、登山に関する様々なニュースが増えていますが、安全な登山をするためにはどのような準備をすれば良いのでしょうか。

 本書は単なるマナー違反にとどまらない、自己責任や過失の境界線を解説しています。登山におけるあらゆるトラブルに対する不安や疑問を、法的側面から解決してくれる一冊です。

 登山初心者だけでなくベテランの方にも、あらゆる山岳リスクから身を守り、改めて安全な登山を楽しむための手助けをしてくれるはずです。

(S.T)

 
『名探偵の君へ』

久能式 尚/著 新潮社

 

 絶海の孤島にある奇妙な研究施設。そこに集められた10名は、ある音楽を聴くと眠りに落ちる催眠術にかかります。音楽が鳴ると否が応にも眠ってしまう抗えない眠りの時間のなかで起こる殺人事件。そのなかで、イレギュラーで参加した聴覚障害を抱える少女。名探偵を父に持つ彼女だけが催眠術の影響を受けないで事件の謎に迫ります。

 あっとおどろく真相に、同じ聴覚障害を持つ、エラリー・クイーンが生み出した名探偵「ドルリー・レーン」へのオマージュなど、ミステリ好きにはたまらない1冊です。

(Y. M)