| 『推し!はお遍路』 |
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上大岡 トメ・ふくもの隊/著 ミシマ社
「お遍路」と聞くと何となく知っているけれど、自分が行くことは想像しづらい人が多いと思います。著者も自分が行くとなると足はきついし、時間はかかるし、なんか修行っぽいし、、、とマイナスなイメージばかり。しかし実際は、車を使ったり、何回かに分けて巡ったり、地元のおいしいごはんや温泉を堪能したりと、自分に合ったやり方で楽しく巡ることができます。 本書は私たちがなんとなくもっているお堅いお遍路のイメージを逆転させ、お遍路に行きたくなってしまう一冊です。
(S.T)
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| 『何がダサいを決めるのか』 |
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平芳 裕子/著 ポプラ社
「垢ぬけない」「野暮ったい」などの意味も持つ「ダサい」という言葉は、1970年代に広まった語で、今でも外見や服装、さらには人々の振る舞いや行動に対しても使われています。では、「ダサい」の基準はどこにあるのでしょうか。そもそも存在するものでしょうか。 ファッション文化論を専門とする著者が、「ダサい」という語に注目し、パーカーやスーツなど身の回りにある服装をピックアップし、ファッションの歴史を紐解きながら、その背景にある意味や疑問について思いを巡らしていきます。
(Y.O)
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| 『歴史学者、ガザに潜入する』 |
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ジャン=ピエール・フィリユ/著 堀 千晶/訳 河出書房新社
パレスチナのガザ地区で、2023年10月から始まった、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘。多くのパレスチナ人が殺害され、支援物資搬入を阻止されることによって壮絶な生活を余儀なくされています。本書は、パレスチナの歴史に精通した研究者が、国際人道団体「国境なき医師団」の一員として、2024年末から一か月、イスラエル攻撃下のガザを訪れた記録です。実際に惨状を目にしたものだけができる衝撃のルポルタージュ。読んでいると辛くなってしまう場面もあります。それでも、まず、知るところから。
(Y.M)
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| 『燻る骨の香り』 |
千早 茜/著 集英社
『透明な夜の香り』『赤い月の香り』に続く、香りシリーズが完結しました。三作とも「執着」をテーマに描かれています。 今回の舞台は、京都の香老舗・瑞雲堂。社長娘の真奈には、特別な嗅覚を持った妹の丹穂がいました。しかし、亡くなった丹穂のお骨から、するはずのない最高級の沈香、伽羅の薫りがしたのです。数か月後、瑞雲堂へやってきたのは、丹穂との約束を果たしに来たという調香師の小川朔と、伽羅の骨を探しに来た朔の友人・新城でした。嘘の香りが嫌いな朔は、人並外れた嗅覚で一族が秘めた嘘を見抜いていきます。
(A.S)
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| 『日本文学の翻訳者たち』 |
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金原 瑞人/著 平凡社
『ハリー・ポッター』や『星の王子さま』など、日本で海外文学がたくさん読まれていますが、海外でも日本文学が翻訳され読まれていることは知っていますか?夢野久作『ドグラ・マグラ』などの文豪の作品や、村田沙耶香『コンビニ人間』などの現代の作品等が幅広く翻訳され、日本で今でも読まれ続けている文学が海外でも愛されているのです。 この本では、これまで日本文学を翻訳してきた7人の翻訳者の、日本文学を翻訳するきっかけや日本文学の魅力などがインタビュー形式で書かれています。翻訳者たちからの日本文学への愛がこめられ、日本文学を今一度振り返るきっかけとなる一冊となっています。
(R.K)
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| 『モノが減ると不安も減る 実家の断捨離』 |
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やました ひでこ/著 大和書房
実家には、親の暮らしと人生がそのまま詰め込まれています。思い出が重なって、どれもこれも簡単には捨てられません。そんな時、手を差し伸ベられるのは、家族だけ。 著者は、親の介護問題のさなか、実家の断捨離を決行します。お互いの価値観の違いを乗り越え、ぶつかり合いながらも、モノを通して親の人生を丸ごと受け入れていくプロセスが描かれています。 実家の片づけとは単なるモノの処分ではなく、親の生きてきた証を肯定し、これからの暮らしを安全に、身軽に「たたむ」ための共同作業なのだと気づかされます。いつか訪れるその時に向けて、私自身の心の準備をも促してくれる一冊です。
(Y.N)
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