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おすすめの本
『家族が「うつかも?」と思ったら』  

尾林 誉史/著 小学館

 生涯「うつ病」にかかる確率は2~3人に1人と言われています。特に40~60代の働き盛りと呼ばれる世代の「うつ病」患者数は増加傾向です。ストレスフルな現代社会、自分とは無縁だと思って生きるのは不可能に近いにもかかわらず、回復にはどう支えていけばいいのかという情報はあまり広まっていません。メンタルダウンのサインの見方や精神科の診療とはどういったものなのか?あなたの大事な人を支えるため、あなた自身が決して一人で抱え込まずにすむヒントを精神科医で産業医でもある著者は教えてくれます。

(Y.K)

 
『驚異の隠し部屋』

エイプリル・ジュヌビエーブ・トゥーホルキー/著  ステファン・バックマン/著

片山 美佳子/訳   ナショナルジオグラフィック


隠し部屋。その言葉を聞いたとき、あなたは何を思い浮かべましたか?実は世界中には様々な隠し部屋が存在するのです。この本では、マリー・アントワネットの寝室の隠し扉や修道女たちが70年隠れ住んだ地下迷宮など、世界の隠し部屋が紹介されており、様々な「秘密」が散りばめられています。ちなみに私は『アルプスの少女ハイジ』でハイジがクララのおばあさんに教えてもらった本棚のような隠し扉、忍者屋敷の掛け軸の裏の隠し通路を思い浮かべました。

(R.K)
 
『実例で読み解く日本の名前と漢字』

笹原 宏之/著 大修館書店


 子供の名前を見て「何と読むのだろう……?」というご経験はありませんか?あいまいな定義のいわゆる「キラキラネーム」をはじめ、年代によっても人気の名前は違ってきています。名字のランキングについては、クイズ番組をはじめよく目にしますが、名前に関するデータ化はあまり進んでいませんでした。そこで、日本漢字能力検定協会の協力のもと出版されたのが本書です。人気の名前の漢字・読み方、その意味や理由をはじめ、名前に使える漢字・使えない漢字やルールなど、楽しく興味深い内容です。新たな家族の誕生を控えた幸せな方にぜひ読んでいただきたい一冊です。

(M.F)

 
『我慢するなメシと旅』
沢野 ひとし/著 KADOKAWA

 日本人は、旅行の一番の目的はご当地グルメと答える人が多く、食へのこだわりが強いと言われていますが、旅にご当地のおいしいご飯は欠かせないものでしょう。著者が「メシは旅を豊かにする」と言う通り、四季折々に変わる風景とそこに住む人々とともに生まれたご飯は私たちの旅をより楽しいものにしてくれます。本書は、味は旅の思い出と重なるという著者の思い出の味と旅のエッセイ。イラストとともに著者のアルバムを見ているような気持ちになります。人生を豊かにしてくれるメシと旅。食欲と旅情を掻き立てられる一冊です。

(S.T)
 
『ソリティアおじさんがいた頃』

村司 侑/著 文藝春秋


 味噌製造・販売会社に勤めているわたし。ある日、心の中でソリティアおじさんと呼んでいた黒野田さんが火事で亡くなったと知らされます。元同僚で恋人の海史は黒野田さんの最後の愛弟子でしたが、なぜか海史の代わりに通夜に参列することに。しかし、わたしは黒野田さんのことを何も知らなかったことに気づきます。どんな人生を送ってきたのか、なぜ仕事中にソリティアをするおじさんになったのか。海史との将来や仕事の先行きが不安なわたしは、死を通じて自分の人生を見つめなおしていきます。実際に聞こえてきそうな主人公の軽やかな京都弁にも注目です。

(A.S)
 
『金田一耕助の間取り』

木魚庵/文  本間 至/絵  エクスナレッジ

 

 横溝正史が生んだ稀代の名探偵、金田一耕助。ぼさぼさの頭、よれよれの袴、映像化もたくさんされているので、思い浮かぶ俳優も人それぞれだと思います。本書では金田一耕助が解決した事件の舞台になった屋敷の間取りや外観を、オールカラーのイラストで紹介します。事件の舞台となるのは、地方の名家、東京の焼け跡、新興住宅街など。そして登場する建物もまた、江戸時代から続く屋敷やマンモス団地、私財を投じて建立した三重塔など時代も様式も実に様々です。文字で読んでいてどうなっているんだ?と疑問符が浮かんでいた方もこれで安心。ぜひ手元に置いて小説も読んでみてください。

(Y.M)