中学生のはるかは、目標もなく帰宅部でのんびり過ごしていました。そんなはるかには、心をゆるせる従姉妹の芽久実さんがいました。彼女は心理士の資格が取れる大学に通うために山口から上京し、はるかの住む団地の近くのアパートに住んでいます。時には恋愛の話をしたり、実家のある山口県へ一緒に行ったりと、はるかは少しずつ芽久実さんといることで、自分の中にある変化を見いだせそうでした。しかし、不幸は突然やって来ます。踏切で人を助けようとした芽久実さんは事故に巻き込まれてしまい命を落とします。はるかは身近な人の死をどう乗り越えていくのでしょうか。