コーダとは「Children of Deaf Adults(チルドレン・オブ・デフアダルト)」の略で、「耳が聴こえない、あるいは聴こえにくい親のもとで育った、聴こえる子どもたち」を意味します。家族との会話が手話であるため、それが母語だと考えることや、聴こえない親を否定したい気持ち、守りたい気持ちの相反する感情で揺れ動くことなど、自分自身の価値観と世間との違いを痛感することがあるようです。家の中では誰にも頼れず、誰からも助けてもらえないことから、問題は自分で解決するしかありません。複雑なアイデンティティを抱えるコーダの人の気持ちを考えてみませんか?