ロバート・ブライト/さく こみやゆう/やく 好学社
ウィリーはなんきょくにすむペンギンです。ウィリーはしょんぼりしていました。みんなとおなじにみえるのがいやだったからです。なんきょくにはウィリーとにたようなペンギンがたくさんいました。だれがだれやら、どれがウィリーなのかわかりません。あるひ、じぶんをかえようとウィリーはまちへでかけていきました。まちのみんなは、ウィリーをめずらしそうにみつめました。まちのひとたちと、ぜんぜんちがうからです。そこで……。
レオナード・ケスラー/さく 小宮由/やく 大日本図書
パインさんは、かんばんやです。パインさんのすむ町(まち)のかんばんは、すべてパインさんがかきました。町にはかんばんがひつようです。パインさんはどんなかんばんでもつくれます。町にはひつようなかんばんがすべてそろっていたのです。ところが、町に雨(あめ)がふり、ゆきがつもり、かんばんは、すこしずつふるくなり、文字(もじ)がよめなくなってしまいました。そこで、町中(まちじゅう)のかんばんをパインさんがあたらしくかくことになったのです。すべてのかんばんをかきおえて、つけかえにいくあさ、パインさんはめがねをさがしていました。
「まほうのマーマレード」 山猫(やまねこ)マルシェへようこそ 1
茂市 久美子/作 ゆうこ/絵 あかね書房
山にかこまれた天空村(てんくうむら)に、空き家(あきや)になったおばあさんの家(いえ)があります。悠一(ゆういち)は、この家でジャム屋(や)をすることにしました。庭(にわ)にはおばあさんがジャムをつくった夏(なつ)みかんの木がありました。台所(だいどころ)にはジャムのレシピと「まほうのマーマレード」というジャムのビンがひとつのこっていました。悠一はマーマレードをつくりました。トラネコのミカンがおしえてくれた山猫(やまねこ)マルシェという店(みせ)においてもらえることになったのです。
「魔女(まじょ)がやってきた!」
マーガレット・マーヒー/作 尾崎愛子/訳 はたこうしろう/絵 徳間書店
ある日、デイビッドのお母さんはカップケーキを焼(や)いていました。空(そら)の上では、ひとりの魔女(まじょ)がくるくる飛(と)んでいます。ケーキの焼けるにおいに魔女はデイビッドの家(いえ)までおりてきました。デイビッドたちはケーキを魔女にとられないよう気をつけました。そのとき、ドアの前に魔女が立っていて、入れてくれるのをまっています。ドアをしめたデイビッドに魔女はかんかんになって……。他(ほか)にも魔女がでてくる5つの話(はなし)をまとめた本です。