令和6年11月号
 
「ペンギンのウィリー」
 
ロバート・ブライト/さく こみやゆう/やく 好学社

 ウィリーはなんきょくにすむペンギンです。ウィリーはしょんぼりしていました。みんなとおなじにみえるのがいやだったからです。なんきょくにはウィリーとにたようなペンギンがたくさんいました。だれがだれやら、どれがウィリーなのかわかりません。あるひ、じぶんをかえようとウィリーはまちへでかけていきました。まちのみんなは、ウィリーをめずらしそうにみつめました。まちのひとたちと、ぜんぜんちがうからです。そこで……。


 

「パインさんのごちゃまぜかんばん」

レオナード・ケスラー/さく 小宮由/やく 大日本図書


 パインさんは、かんばんやです。パインさんのすむ町(まち)のかんばんは、すべてパインさんがかきました。町にはかんばんがひつようです。パインさんはどんなかんばんでもつくれます。町にはひつようなかんばんがすべてそろっていたのです。ところが、町に雨(あめ)がふり、ゆきがつもり、かんばんは、すこしずつふるくなり、文字(もじ)がよめなくなってしまいました。そこで、町中(まちじゅう)のかんばんをパインさんがあたらしくかくことになったのです。すべてのかんばんをかきおえて、つけかえにいくあさ、パインさんはめがねをさがしていました。
 
        低学年から

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「まほうのマーマレード」 山猫(やまねこ)マルシェへようこそ 1

 

茂市 久美子/作 ゆうこ/絵 あかね書房

 山にかこまれた天空村(てんくうむら)に、空き家(あきや)になったおばあさんの家(いえ)があります。悠一(ゆういち)は、この家でジャム屋(や)をすることにしました。庭(にわ)にはおばあさんがジャムをつくった夏(なつ)みかんの木がありました。台所(だいどころ)にはジャムのレシピと「まほうのマーマレード」というジャムのビンがひとつのこっていました。悠一はマーマレードをつくりました。トラネコのミカンがおしえてくれた山猫(やまねこ)マルシェという店(みせ)においてもらえることになったのです。

 


「魔女(まじょ)がやってきた!」

マーガレット・マーヒー/作 尾崎愛子/訳 はたこうしろう/絵 徳間書店

 ある日、デイビッドのお母さんはカップケーキを焼(や)いていました。空(そら)の上では、ひとりの魔女(まじょ)がくるくる飛(と)んでいます。ケーキの焼けるにおいに魔女はデイビッドの家(いえ)までおりてきました。デイビッドたちはケーキを魔女にとられないよう気をつけました。そのとき、ドアの前に魔女が立っていて、入れてくれるのをまっています。ドアをしめたデイビッドに魔女はかんかんになって……。他(ほか)にも魔女がでてくる5つの話(はなし)をまとめた本です。