『生き物がつくる美しい家』 | 『「資本論」について佐藤優先生に聞いてみた』 | |
鈴木 まさる/著 エクスナレッジ 家を建てることは、人生の一大イベントと言えます。生計を立てていくには様々な負担が生じますが、家は安心して暮らせる場所・空間としての役割を果たします。 人間以外の生きものたちにとっても家(巣)は大切なもの。ここには、鳥や昆虫をはじめ深海生物に至る121種の巣や建造物を紹介しています。口ばしで小枝や葉を巻き付けたり編みこんだり、口で小石を積んだり、穴を掘ったりと誰に教わるでもなく、本能で巣をつくる様はまさに匠の技。画家で絵本作家の著者が描くイラストから、生きものたちの満ち溢れた生命力が伝わってきます。 (Y.O)
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佐藤 優/監修 Gakken 哲学者で経済学者でもあるカール・マルクスは、1867年に『資本論』を発表しました。その内容は、「生産力がアップすると、物価や賃金が下がる」、「基本給を補うための生活残業が無くならない」、「利益を求めすぎると自然利用がすすむ」など、約150年前に書かれたものにも関わらず、現代社会が抱える問題点を多く指摘しています。 労働者の心と自然資源は有限です。資本主義を正しく理解して、誰もが働きやすい社会の実現を目指しましょう。これからの社会を担う学生のみなさんにもオススメですよ。 (A.K)
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『##NAME(ネイム)##』 |
『88歳、しあわせデジタル生活』 |
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児玉 雨子/編 河出書房新社 ジュニアアイドルだった雪那(せつな)は、水着撮影や周りからの奇異の目に嫌悪感を抱いていた一方で、同じ事務所の美砂乃(みさの)と過ごす時間は自分らしくいられる時間だと感じていました。 しかし、中学に進学し、学校で誹謗中傷を受ける中、美砂乃からも拒絶されてしまい、事務所を退所してしまいます。 大学生になった雪那は芸能界から離れ、趣味を楽しんでいましたが、漫画原作者の書類送検をきっかけに、自分が「児童ポルノ」の当事者だったのではないかと思い悩み、自分の過去と向き合い始めます。 (S.M)
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若宮 正子/著 中央公論新社 スマホやパソコンに苦手意識を持っていませんか?この本の著者は88歳でありながら、スマホもパソコンもAIスピーカーも使いこなし、自分で着るブラウスの柄までパソコンでデザインしています。 拡大鏡やお薬アラーム、補聴器がわりのスピーカー、シニア世代向けのオンラインコミュニティまで、シニア世代こそデジタル機器を活用することで毎日が生き生きすると著者は語ります。大きめの文字と親しみやすい文章で書かれているのでとても読みやすいです。 定年間近の58歳で初めてパソコンに触れて以来、国連総会での講演などでシニア世代のIT活用について取り組み続ける著者がつづった一冊です。 (S.S)
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『「名前が出てこない」「忘れっぽくなった」人のお助けBOOK』 | 『早起きって幸せ。』 | |
加藤 俊徳/著 主婦の友社 “もの忘れ”をするのは、脳全体が老化したわけではありません。本書では、その時、脳に何が起こったのかを解説。そして9つの例を挙げ、その対処法を紹介します。 では、どのようなことが必要でしょうか。著者は、手と足、口を動かして、「運動系脳番地」が衰えないようにすることが大事だと言います。そのために必要な脳のエクササイズや、ちょっとした暮らしのアイデアを紹介しています。 脳の衰えを感じたら?自覚のあるうちに脳を鍛えてみましょう! (M.O)
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塚本 亮/著 宝島社 素敵な人って、実は「早起きさん」だった!朝の時間を有意義に使い、趣味や学びなおし、自分磨きや脳活、ヨガもお手のものなんて。この本は、早起き習慣を身に着け、イキイキ人生を送るシニアのみなさんを紹介したものです。 朝のひと時をどう過ごすのかに、これからの自分が変わるヒントがあるのです。人生100年時代だからこそ、ポジティブにチャレンジすることが重要です。 いくつになっても、広がる好奇心と、やりたいことの数々。心も体も健康に、人生を変える朝を楽しみませんか? (Y.N)
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