新井けいこ/著 偕成社
空手に夢中だったソラこと奏楽。しかし頑張っても中々結果を出せず、上達しません。そして中学受験を言い訳にやめてしまいます。群を抜いて上手く、憧れだった遥人。彼も同じ中学に通っていることを偶然知りますが、空手をやめ、野球部に入部していました。奏楽もテニス部に入部しますが物足りない毎日をすごします。道場で過ごしてきた仲間たちの「黒帯になった」「昇段試験が―」という言葉や、共に頑張ってきた結花の試合を遥人と観戦したことで心を動かされ…。
中学生になり、習い事を続けるかどうかを悩む今の年齢だからこそ、共感できるかもしれません。