平成28年4月号



エリック・リトウィン/作 ジェームス・ディーン/絵 大友剛/訳 長谷川義史/文字画 ひさかたチャイルド

 ねこのピートは きょうから がっこう。ピートは うれしくて こんなうたをうたうよ。
 ♪はじめてのがっこう かなり さいこう!♪
がっこうは ピートの しらない ことばかり。ピートは ふあんで ドキドキしてるかな? 
 でもだいじょうぶ。ピートは おきにいりのものをみつけるよ。あたらしいものにであうって とっても すてきなこと。 
 みんなも さいこう!な がっこう せいかつを!
  えほん



村中李衣/作 北村裕花/絵 BL出版

 ぼくはぬいぐるみ、名前(なまえ)はくまきち。とおるくんは、ぼくにリュックサックをのせて、ぼうけんりょこうに出発(しゅっぱつ)!と言(い)った。ぼくはよるのとしょかんの、ぬいぐるみのおとまり会(かい)にやってきたのだ。とおるくんは、うけつけのおねえさんに、ぼくをあずけるとかえっていった。とおるくんのいないよるなんてさみしい…。なきそうになったとき、「くまきちは、すっごい 勇気(ゆうき)があるんだよ!」とおるくんがいってくれた。
 ウサギのミミーやキリンのロングさん、かみつきそうなワニさん、たくさんのなかまがやってきた。としょかんがしまってから、のっぽのかん長(ちょう)さんがあいさつをした。
 さあ、これからみんなで、としょかんをぼうけんするんだよ!
  低学年から



まはら三桃/作 陣崎草子/絵 講談社

 小学2年生のつくしちゃんが、学校(がっこう)から帰(かえ)るとちゅうには、魔女(まじょ)のおうちがありました。みんなが魔女だと思っている家(いえ)には、すぎなさんというおばあさんが、ひとりですんでいます。すぎなさんの庭(にわ)は、植物(しょくぶつ)でいっぱいです。どの草花(くさばな)も、今(いま)にも歌(うた)いだしそうなほど、生(い)き生(い)きしています。
 その庭を、垣根(かきね)の間(あいだ)から見(み)ていた緑色(みどりいろ)のお目々(めめ)がありました。つくしちゃんでした。すぎなさんが気(き)づくと、つくしちゃんは、あわてて帰っていきました。あとには名前入(なまえい)りのなわとびが落ちていました。つくしちゃんとすぎなさんは、仲(なか)よしの名前ですって。ふたりは仲よくなれるかな。
  中学年から



国松俊英/作 PHP研究所

 星野道夫(
ほしのみちお)さんを知(し)っていますか?
雄大(ゆうだい)な自然(しぜん)のアラスカを拠点(きょてん)にして、果(は)てしない夢(ゆめ)に挑(いど)み続(つづ)けた偉大(いだい)な写真家(しゃしんか)です。
 星野さんは、大学生(だいがくせい)の時(とき)、新聞(しんぶん)でアラスカのことを知りました。アラスカに行きたい思(おも)いは、だんだん強くなり、そこで、アラスカのシシュマレフ村の村長(そんちょう)に手紙を書きました。村長には、会ったことも、名前も知りません。返事(へんじ)をあきらめていた時、村長からアラスカに来(き)なさいという手紙がきたのです。
 太古(たいこ)から続(つづ)く自然と生き物たち。星野さんの写真には命(いのち)が輝(かがや)いています。星野さんの思いを写真とともに感(かん)じてください。
  高学年から