令和4年9月号



ロバート・ブライト/さく こみや ゆう/やく 好学社

 スニードさんのいえには、おおきなきがあり、ジョージーのともだちのオリバーは、そのきにすんでいます。ところが、スニードさんがそのきを、きりたおそうとしているではありませんか。なぜなら、じぶんのいえのにわに、たからものがうまっているという、ゆめをみたからです。いらい、にわにあなをほり、たからさがしをはじめました。にわじゅうにあなをほって、おくさんがおっこちているというはなしをきいたジョージーたちはいいことをおもいつきました。






村上 しいこ/作 高畠 那生/絵 PHP研究所 

 「はるとくん、おきてください。」はるとの右足(みぎあし)のスニーカーによばれて、つれていかれたのは、なんとげたばこ。はるとは、くつたちがあつまる「げたばこかいぎ」によばれたのです。そこには、ママのブーツや、いもうとのながぐつのすがたもあります。はなしは、パパのかわぐつが、くさくて、みんながこまっているというものでした。プーンとにおってくると、いやあな気分(きぶん)になる。だから、はるとからパパにつたえてほしいと、ほかのくつたちはいいますが…。パパがきずついてしまわないためには、いったいどうしたらいいのだろう?



        低学年から

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「やんちゃ犬(いぬ)おおさわぎ!」~動物(どうぶつ)あずかりや 1~

デビ・ミチコ・フローレンス/作 メラニー・デマー/絵 くまがい じゅんこ/訳 あかね書房

 動物(どうぶつ)がすきなカイタ。ある時(とき)、<しあわせしっぽの会(かい)>から電話(でんわ)があって、保護(ほご)した犬(いぬ)をしばらくうちでお世話(せわ)することになった。しあわせしっぽの会は、動物を保護(ほご)して一生(いっしょう)の家(いえ)をさがす活動(かつどう)をしている会(かい)だ。やってきたのは犬(いぬ)のトルーマン。でも、パパのくつをかんだり、ごみ箱(ばこ)をひっくりかえしたり、とてもやんちゃ。たいへんだけど、いっしょだとすごく楽(たの)しい。もういっそ、うちがトルーマンの一生の家になったらと思(おも)っていたけれど…。






いとう みく/作 ころりよ/絵 PHP研究所

 公太(こうた)の朝(あさ)の日課(にっか)はコップ二杯(にはい)の牛乳(ぎゅうにゅう)を飲(の)んで、ぶらさがり健康器(けんこうき)にぶらさがること。ぼくは背(せ)が低い。仲良(なかよ)しの希来里(きらり)は背(せ)が高(たか)いし、手足(てあし)も長(なが)い。ぼくと希来里(きらり)がジュニアバーレーボールに入(はい)ると、希来里はすぐにスタメンに選(えら)ばれたし、最近(さいきん)は毎日(まいにち)のように給食(きゅうしょく)の牛乳(ぎゅうにゅう)を「飲(の)んで」とぼくに頼(たの)んでくる。いいやつなんだけど、ときどきぼくの心(こころ)に黒(くろ)いしみがにじむ。背(せ)がのびるように工夫(くふう)しているのに、ぼくはチビのまま。こんなの不公平(ふこうへい)だよ。
 ある日(ひ)、競馬場(けいばじょう)で馬(うま)を見(み)に行(い)かないかとさそわれた。なにやら希来里にも悩(なや)みがあるようで…。