平成26年7月号



白倉 由美/著 徳間書店

彼女の名前はネネ。名字はない。孤独な少女ネネは、聖マグルリット学院で暮らすことになった。
そこは「想像」することが、大人たちにより禁じられた世界だった。
ある夜ネネは、夢の中で誰かに図書室へ行くことをすすめられ、もう一つの図書室にたどりついた。そこには「物語」の本があり、「想像」がいっぱいつまっていた。次に、夢の中の購買部で<もしも>の魔法のノートを手に入れたネネは、失われたものを探す旅に出た!


「21世紀はどんな世界になるのか」
国際情勢、科学技術、社会の「未来」を予測する

眞 淳平/著 岩波書店

誰もが楽しく快適に過ごしたいと思います。
時代は日々進化し、想像もつかない未来が待っているはずです。
21世紀を、未来を 生きる君たちへ読んでほしい1冊です。



香川 宜子/著 角川書店

あすかは14歳、ヴァイオリンを習っています。
ある日一丁の古ぼけたヴァイオリンと出会います。
それはアウシュビッツ音楽隊員の少女のものでした。
時間を超えて、ふたりの少女を結びつけたものは、戦火を耐えたヴァイオリンだったのです。



杉本 りえ/著 スカイエマ/絵 ポプラ社

辰島は周囲3キロほどの島。人口120人、ほとんどの世帯が漁業にたずさわっている。
島の分校には、小学生が6人と、中学生が灯子、竜太を含めて3人。灯子は、父が島で民宿を開業するため都会から転校してきた。
島で生まれ漁師を目指す竜太には、最初灯子のヤワな態度に反発を感じていたが、灯子はみるみるうちに地元っ子へ変わっていった。
島で育った少年と、都会の少女。それぞれの思いと周りの思い。厳しい自然と向き合いながら島で生きていく姿を描く灯子と竜太の物語。
「地球のまん中 わたしの島」の続編。



樋勝 朋巳/文・絵 福音館書店

クネクネさんはマラカスがだいすき!
お友だちのパーマさんとフワフワさんと「マラカスのかい」をつくっています。
時々、クネクネさんのおうちに集まってマラカスの発表会をひらきます。
ワン・ツー・スリー チャッウーチャッ!
クネクネさんは難しいリズムを毎日練習します。いよいよ発表会の日がやってました。
のんびりぽかぽかな気持ちになるクネクネさんの毎日。銅版画がステキな絵本です。