平成20年4月号



2006年2月にイタリアのトリノで開かれた冬季オリンピック。カーリング女子の日本代表「チーム青森」はメダルこそは逃しましたが、その戦いにたくさんの日本人が勇気づけられ、一躍カーリングというスポーツの知名度があがりました。 そんな彼女たちが大舞台にたった裏側には、いろいろな物語があったのです。 そんな「チーム青森」の活躍を取り上げた「チームで挑んだ大舞台」をはじめ、この本には友情をテーマにスポーツの世界で実際にあった話を紹介しています。



福田 隆浩/著 (講談社)

 聴覚障害を持つ中学生の孝司は、自分が所属するテニスクラブで中山と出会います。中山は病気のため頭髪を失っていました。しかしテニスの事となると一歩も引かない二人は、最初から激しくぶつかってしまいます。そんな二人でしたが、ある日コーチからダブルスを組むことを言い渡されます。最初はただ反発するだけでしたが、猛練習を重ねるうちにだんだんと二人の距離は縮んでいきました。 ところが、ある日の事件をきっかけに、中山は全くクラブに顔をださなくなってしまいます。 果たして二人のダブルスの行方は・・・



濱野 京子/著 (講談社)

 親との関係が上手くいかず、いつも反発していた朋花。唯一の理解者だと思っていた優等生の兄が家出し、すべてに対してやる気を失いかけていました。その日も母親と衝突し、自転車で家を飛び出した朋花は、公園で奇妙な縄跳びをしている同級生と出会います。それは「ダブルタッチ」といい二本の縄を使って跳ぶスポーツでした。跳んでいたのは優等生の美咲、不良のレッテルを貼られている玲奈、そしてただのパシリと思われていた玖美。朋花は学校では決して知ることのなかった本当の彼女たちを知り、自分も少しずつダブルタッチの魅力にのめこんでいきます。



佐藤 多佳子/著 (講談社)




あさの あつこ/作 (教育画劇)





(学研)





北上 次郎/編 (新潮社)





アリスン・マギー/ぶん ピーター・レイノルズ/絵 (主婦の友社)