平成20年5月号



カレル・チャペック/作 関沢 明子/訳 (フェシリモ出版)

 郵便屋さんのコルババさん。最近は郵便配達の仕事にうんざりして、やる気がなくなっていました。そんなある日のこと、コルババさんは郵便局のストーブの横でそのまま眠り込んでしまいました。 夜がふけたころ、物音で目覚めているとその音を正体は、郵便局に住む妖精の小人たちだったのです。そしてこの小人たちは、封筒をあけなくても手紙の中身を読むことができる特技をもっていました。 そんなときに郵便局に届いた宛名のない手紙。コルババさんは小人たちに中をみてもらい、持ち主に届けようとします。郵便を無事に届けることができるでしょうか?




k.m.p/著 (河出書房出版)


 中学校を卒業したら、自分はどうなるのだろう? と考えたことはありませんか?好きなことはたくさんある。こんな事をやってみたいなって思いもたくさんある。でも、自分がそれをやれるとは思えないし・・・と、自問自答を繰り返している人がいるかもしれません。けれど、周りの人はみんな悩んでいるし、大人だっていろいろ悩んで、今の仕事をしているんです。これから進路のことを考える前に、少し人生の先輩の意見に耳をかたむけてみませんか?



斉藤 洋/作 (日本標準)

 中学生の進は、好きな女の子に誕生日プレゼントをすることにしました。その子の誕生日は9月1日、夏休み中にお金をためないといけません。でも進は夏期講習もあるし、そこで一緒になったクラスメイトの直美のことも気になる毎日。ところが、ふとしたはずみでおじさんから、お金を借りることができた進。進はそのお金で株を買うことにしました。でも進は複雑です。株が高くなればプレゼントを買えるけど、自分が本当に好きな人は誰なのか? 果たして、株とプレゼントの行く先は?



カレル・チャペック/著 (青土社)



寺尾 美保/著 (南方新社)



ワールドビジョン・ジャパン/編(小学館)