平成24年5月号



河出書房新社

 国語「思考し続けること、想像力をつけることは、死なないこととつながる」あさのあつこ
歴史「世界史は年表ではない。今ここで起こっていることであり、それを踏まえて先に続く道を未知という霧の中で探ることだ。」池澤夏樹
理科「科学的に考える。それは過去に積み重ねられた事実をふまえた上で、新たなデータや分析をもとに、真理を追究する姿勢。」最相葉月
その他、地理・政治・倫理・経済などの全9教科について豪華な教授陣が、3・11で何が問われ、今何を学ぶべきなのかを語っています。




加納朋子/著 文芸春秋


「2010年6月、私は急性白血病だと告知された。」
「モノレールねこ」「てるてるあした」や「七人の敵がいる」などの作品を持つ、作家加納朋子さんの久しぶりの新刊は、 白血病患者である加納さん自身が闘病の日々を綴った作品でした。
骨髄移植を行うまでの白血病の症状や家族の動揺。移植後の毎日毎日の体の変化。失望と期待。
「愛してくれる人たちがいるから、なるべく死なないように頑張ろう。」たくさんの愛と勇気、あたたかな涙と笑いに満ちた明るくとも壮絶な闘病記です。 白血病になってしまった人たちへのエールと、骨髄バンクの登録と臍帯血提供の強いお願いが込められています。



辻村深月/著 光文社

中学1年生の塚原マチは、思っていることをなかなか言えず、頼まれたことも断れない、そんな性格を直したいと思っていた。
ある日、学校の図書室で借りた本の中から、「サクラチル 」と丁寧な字で書かれた一枚のメモ紙を見つける。その後も、借りた本の中から何度か同じようなメッセージと出会ったマチは、思い切って返事を書いてみることにする。困っているはずの誰かのために・・・。
本にはさまったメッセージを通じて、新しい友達と交流し、少しずつ自分を変えていく少女の物語。他に「約束の場所、約束の時間」「世界で一番美しい宝石」が収録されています。



川端輝江・山中由紀子/作 幻冬舎

 必ず成功する4つのダイエットルール。
1.しっかり食べて 動いてやせる
2.無理をしない
3.ストレスをためない
4.気長に続ける
毎日毎回の食事の積み重ねが、私たちの体をつくってい ます。バランスの良い食事をしていると、1週間で確かな変化を感じることができるそうです。
約80年の歴史を持つ女子栄養大学の先生方がバッチリ教えてくれる、朝食・昼食・夜食のお手本レシピ。
「健康的にキレイにやせたい」と願うすべての人におすすめの一冊です。