平成28年9月号



千葉 朋代/作 小峰書店

 美結は中学生のころから「女子アナになりたい」と心に決め、放送部の充実した高校に進学しました。放送コンテストのアナウンス部門に出場することになり練習に励んでいた矢先、階段で転んで病院に運ばれます。検査の結果、骨肉腫と診断され右足の切断手術をうけることになります。
足がなくなっちゃったらどうすればいいの?学校もいけない、友だちにだって気味悪がられる。女子アナだって無理。特別な目で見られて生きていかなくてはならないなんて。



瀧本 哲史/著 講談社

 江戸時代の人から見れば飛行機は魔法のように不思議なものです。みなさんが普通に使っているスマホも30年前の人に見せたら魔法の箱です。そんな大発見や大発明も、すべては学校で学ぶ知識をベースに成し遂げられてきました。
つまりみなさんは、新しい未来をつくるための「魔法の基礎」を学校で学んでいるのです。



鈴木 琢也/著 ポプラ社

中学に入るとすぐにピアスを開け、髪を染めた。ヤンキーになってゴミと呼ばれた。何度も警察に捕まった。19歳でとび職人になり、自分なりに生きていた。20歳で転機が訪れた。「もっと充実した仕事をしたい」と思い、勉強をはじめた。そして世界1位の名門公立大学バークレーに合格した!!本気で努力し結果を出した元ヤンの実話。



斉藤 洋/作 偕成社

 主人公が働いている図書館の児童読書相談コーナーには、時々子どもたちが図書館にまつわる不思議な体験を話しに来ます。私立中学の受験を控えた男の子が図書館で見つけた本は、模試に出る問題を事前に教えてくれる問題集でした。模試の前日に図書館で<貸出禁止>のその本を開けば、模試に出る問題がそっくりそのまま載っているのです。男の子の点数はどんどん上がっていきました。これはきっと、何者かがしかけた罠だ!誰かがどこかでぼくを見て、笑っているに違いない。そう思いながらも男の子は模試の度に図書館で問題集を利用し、そして中学受験に挑んだ結果…。



オザワ部長/著 ベストセラーズ

 「吹奏楽の甲子園」と呼ばれる夢の舞台、全日本吹奏楽コンクール、それを目指す3,000校以上の高校の中から強豪校6校を取材した本です。
遊びやアルバイトなど他にやりたいことを全部捨て、吹奏楽にすべてをかけ、喜びや悔しさを味わい、汗と涙に濡れる青春の日々が綴られています。
「高校生になると“がんばる子”と“がんばらない子”に分かれる。人生1度の高校生活だから、努力を積み重ねて生きていく方が絶対しあわせ。大好きな事に熱心になる方が自慢できる人生になると思ったので、“がんばる”ことを決意しました。」(安城学園高校 岩田さんの部活ノートより)