平成27年4月号



ひこ・田中/著 講談社

親のマイホーム計画により、テツオは土谷(どや)小学校から、瀬谷(せや)小の校区へ引っ越しした。
瀬谷中へテツオだけが入学することは大事件だ。みんなと一緒の土谷中に行くつもりだった。親友の菱田(ひしだ)も小谷(こたに)もいない瀬谷中には、小学校時代ずっと仲の悪かった別の小学校の後藤たちがいた。
入学式の日、テツオは校門の前でびびっていた。同じクラスに後藤がいることを発見したテツオ。
はたしてテツオの運命は…。
中学校、4月はみんな新しい気持ちでドキドキ。中学生って楽しいよ!今のみんなに贈りたい物語。



高橋 真樹/著 岩波書店

 自分が使う電気が、どこから送られてきているか知っていますか?コンセントにつなぐだけで電化製品は動き、毎日は便利なエネルギーであふれています。
こんな生活って当たり前のことなのでしょうか?
3.11東日本大震災をきっかけに動き出した人々がいます。自分が使うエネルギーを自分で考えること。
ご当地電力の話を聞いてください。



桐光学園+ちくまプリマ―新書編集部/編 筑摩書房

4月になり新しい学年をむかえたみんなは今、何を考えていますか?勉強?部活?新しい友だちのこと?
そこで!4月の今、みんなにこの本をおすすめします。
何を勉強しますか?何のために勉強するのですか?考えていますか?この本は、6人のセンパイたちが、これからを学ぶみんなに送るメッセージがたくさんつまっています。 
学ぶこと、知ること、そこから明日のみんなにつながっていくのです。楽しい学びのスタートです!



佐藤 哲也/著 福音館書店

授業中、火球を見た。白熱して燃える物体が校舎の上を越え、黒い煙の尾を引いていた。放課後、ぼくたちはそれが何か確かめるため、落ちた場所へ行くことに決めた。
正体不明のものが落ちた辺りは、森に裂け目ができ、中継車や消防団もいて、とにかく人だかりになっていた。隕石なのだろうか?
この出来事をきっかけに、ぼくらの毎日は少しずつ変わっていく。ついには日常から非日常の世界へ突入するのだった。少しずつ沈みはじめる町、何かがいるという噂(うわさ)に振りまわされて…。
ボクラノSFシリーズの新しい本。なにげない毎日をすごすぼくらに起こる非日常とは。青春の物語とSF!どんどん違う次元(じげん)に君たちを連れていってくれる一冊。



あべ弘士/文・画 BL出版

大正十二年、夏。
汽車はようやく旭川(あさひかわ)駅に着いた。
朝もやの中、街(まち)はすでに起きはじめていた。
バビロン柳(やなぎ)の下に小馬車がとまっている。
馬も馭者(ぎょしゃ)もどこか遠い異国からやってきた風(ふう)だ。
宮沢賢治は北海道・旭川を訪(たず)ねました。
辻(つじ)馬車(ばしゃ)を走らせ、一篇(いっぺん)の詩「旭川。」を残しました。この詩をもとに絵本ができました。