平成27年7月号



友井 羊/著 宝島社

大学4年の和磨は、ボランティア活動が就活に有利だと聞き、東北への災害ボランティアバスツアーを企画します。軽い気持ちで始めたことでしたが、事前に現地へ足を運び惨状を目の当たりにすると、できる限りのことをしたいと強く思うようになります。
万全の準備で募集をかけると、たちまち定員になり、様々な思いを抱えた人たちを乗せて、バスは現地に入ります。



デイビッド・セイン/著 西東社

「すばらしい」を英語で言う時に、lovely、great、wonderful、Fantastic、amazingを使い分けることができますか?
よく使う単語を取り上げ、ちょっとしたニュアンスの違いを教えてくれています。これを読んで自然な英語を身に着けてください。



岩崎 航/著 ナナロク社

「かつて僕は、自分で自分の命を絶とうと思ったことがある。十七歳のときだった。…」というエッセイから始まる詩集です。
筋ジストロフィーで、常に人工呼吸器を使い、一日をベッドで過ごす著者は、なす事もない空しさから逃れるために、何でもいい、自分にできることをしたいと考えて詩作をはじめます。
やることも
することも
今日の一日
何かあるはず  きっとあるはず



ドリアン助川/著 ポプラ社

どら焼きのどら春。やる気のない雇われ店長が、業務用の粒あんをポリ缶で仕入れて、ぼちぼちやっている店。そこにある日、自称76歳、あん作り歴50年という吉井徳江さんがやってきました。「時給200円でいいから、雇ってくれ。」というのです。
徳江さんのあんは評判になり店は行列ができるまでになりました。ところが、徳江さんのある過去がうわさになり、追われるように店を辞めてしまいます。
樹木希林の主演で映画になっていますね。



河合 二湖/著 講談社

わたしは客観的にみると「かわいい」部類に入るらしい。もちろん、人から「かわいい」って言われたからって、真に受けちゃいけないことくらいわかっている。
クラスで仲良しのアリサとユメちゃんもおしゃれで「かわいい」。転校生の長谷川さんはファッション雑誌の「スクールガール№1」に選ばれモデルをしている。わたしたちとは別世界の超美人であこがれの人。
おしゃれはめんどくさい時もあるけど、やっぱり見た目は大切だと思う。 
容姿が気になるお年頃、中学生女子の物語です。