平成27年8月号



竹内 薫/著 河出書房新社

 人生は「バカにされない」、そして「バカにならない」ように頑張る、戦いの場です。人間誰でも「自分はなんてバカなんだ」と思うことがあります。そこで大切なのは「バカをこじらせない」ことです。
二度にわたって「学年ビリ」を経験した著者が、バカにされて悩んでいる人に勇気を与えたいという思いから書いた本です。頭を柔らかくして、効率よい勉強をすれば必ず道は拓ける、その具体的な方法を教えてくれています。



池田 あきこ/著 ほるぷ出版

1993年に「ダヤンのたんじょうび」から始まったミニ絵本ダヤンズコレクションブックシリーズの最新作。わちふぃーるどに住む、ねこのダヤンとその仲間たちの物語です。
みなさんのお母さん世代から女の子がハマってきた絵本ですよ。



小辞 幸也/著 河出書房新社

 汽車通学を略して汽車通(キシャツー)。一両編成の電車が走る、海風が強いのであまりスピードをだせず、ゆっくりゆっくり走る。
夏休みのある日、女子高生3人組は車窓から、砂浜に真っ赤なテントが張られているのを見つけました。いったい誰が何のために?
小さな海沿いの町を舞台に高校生の夏の物語が始まります。



澤井 美穂/作 フレーベル館

 「赤いペン」は自分を必要としている人をさがして渡り歩き、その人の前に突然落し物のようにあらわれ、問題を解決しては、いつの間にか消えている…。人びとの間でささやかれているうわさは、ただの都市伝説なのか?怪談なのか?それとも?
中二の夏野は気になり、うわさのもとをたどり、赤いペンを手にしたという人たちを探しあて、話を聞きます。すると、それぞれが体験した不思議な出来事を語ってくれました。



池澤春菜他21人/著 河出書房新社

世界平和なんて政治家や学者が考えること、なんて思っていませんか。そんなことはない、平和のために誰もができることがある!と22人の著名人が書いた本です。
フリーライターの永江朗さんの提案は、「本を読んでフマジメになろう」です。戦争を起こすのは「これが正しい道なんだ!」とまじめに考え思いつめる人たちです。誰もがフマジメになって「この道もいいけど、あれもいい、いやあっちかな。」とふらふらフマジメにやっていれば争いは起きません。そのためには本を読むことです。いろんな考え方の本をあれこれ読んで、意見がコロコロ変わる、それが平和への道だと言っています。