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おすすめの本
 

No.633 平成30年7月

『人生は、いくつになっても素晴らしい』『図説 世界を変えた100の文書』
ダフタ・セルフ/著 西山 佑/訳 幻冬舎

 美しく若々しい日々こそ楽しく輝いていた…あのころに戻れたなら…と年齢を重ねる毎に過去を振り返ってはいませんか?
 著者は90歳の現役モデル。若かりし頃から、その日その瞬間を大切に現在まで生きてきた、老いも未練も感じさせない颯爽とした女性です。90年の歳月を経てなお、毎朝カーテンを開け今日という日が始まる事にわくわくし、日々の幸せを持ち続けています。
 年相応なファッションや暮らしをするなんてもったいない!好奇心を持ち、いくつになっても新しい事にチャレンジするエネルギッシュな姿勢には、読んでいるだけで笑顔とパワーをもらいます!
 ベストセラー「人はいくつになっても、美しい」に続く第2弾です。
(M.T)


松尾 潤/著  批評社

 過去の文書自体には価値がある訳ではありませんが、そこに記された内容が、当時の世界を一変させるものであったり、人類にとって大きな発見だったりしました。
 この本では、紀元前から数年前までの長い期間に世界の様々な場所や場面で作成・保存してきた様々な文書を写真付きで紹介しています。
 紀元前17世紀頃に石碑に彫られていた『ハンムラビ法典』、樺の樹皮を使った『ガンダーラ語仏教』の写本など紙の無い時代から伝えられている資料から始まります。紙が発明された後にも、膨大な数の文書が作成されていますが、タイタニック号の沈没を知らせる通信文、アンネの日記など、歴史を知る上でも貴重な資料も収められています。
(K.S)


『コンビニなしでは生きられない』
『ママにはなれないパパ』
秋保 水菓/著 講談社

 大学で居場所を見つけることができず、中退した白秋。今、彼の居場所となっているのが、バイト先のコンビニでした。家とコンビニ、いつもと変わらない日常に突如現れたのが研修生としてやってきた黒葉深咲でした。
 初日から強盗に遭遇したり、少女が行方不明になったり、そのたびに事件に首を突っ込んでいく深咲となぜかいっしょに謎を解くはめになる白秋。その謎解きが、多発してきた店の盗難事件と、店の従業員たちが触れずにきた過去の盗難事件の謎にせまることになります。
 過去と現在で起きた事件の意外な真相とは?
(A.U)


鈴木 おさむ/著 マガジンハウス

 放送作家の著者と女性芸人の夫婦は、交際0日での結婚やその後の妊活など、なにかと話題になってきました。そんな二人の間に待ち望まれて生まれた男の子のため、父親は約一年間育児休暇を取ることを決断。この本には、毎日育児と向き合っていく中でのさまざまな発見や大変さ、そして素晴らしさなどが綴られています。
 家族が増えたからこそ、それまでのプライドを捨てて変えなければならないことがあったり、夫婦の距離と位置が変わっていったり、日常の出来事や感情がパパの目線で正直に書かれています。
 子育て中の人にぜひ読んでほしい一冊です。
(R.K)


『星野リゾートのおもてなしデザイン』『陛下、お味はいかがでしょう。~「天皇の料理番」の絵日記』
日経BP社

 星野リゾートは各地で、経営に行き詰まった旅館やリゾート施設の運営を請け負い、さまざまな工夫で事業を再生させて話題となっています。「リゾート運営の達人」と呼ばれる所以は、ソフト面にあります。それぞれの施設が知恵をしぼり趣向を凝らし、その土地ならではの魅力を客に提供することを徹底しています。
 今後海外へも大きく展開していこうとしている勢いのある企業の秘訣をたくさんのカラー写真とともにご覧ください。
(N.K)




工藤 極/著 徳間書店

 皆さんは天皇に食事を提供する仕事をご存知ですか?著者である工藤さんは、宮内庁大膳課厨房第二係に勤め、洋食担当として昭和天皇から今上天皇にいたる皇室ご一家の食事を担当していました。人気の料理や、めでたい日の定番の夕食など、「天皇の料理番」として勤めた著者だからこそ知る陛下のご飯事情を、絵日記風に可愛いイラストでご紹介します。
 巻末には家庭で再現できるレシピを全13品収録。自宅でレシピを再現すれば、陛下気分を味わえちゃう!?…かもしれません。
(A.K)