平成24年5月号


アリス&マーティン・プロベンセン/作  講談社

  たまごには、しろいものや はんてんのついたもの、大きいものに 小さいものも あります。
たまごって どこから くるのかしら?
ガチョウも カエルも、むかしむかしの きょうりゅうたちも みんな たまごを うんで、たまごからうまれて いる・・・たまごって たくさん  ふしぎなことが つまっているんだよ。



マージョリー・W・シャーマット/作  童話館出版

 ねずみの おんなのこ、バネッサ。おかあさんにも おとうさんにも ともだちがいるのに、バネッサには ともだちが ひとりも いません。がっこうでも ひとりぼっちの バネッサは さびしくて、おかあさんに はなしました。すると、おかあさんは ともだちを つくるための ほうほうを おしえてくれます。



ローセ・ラーゲルクランツ/作  岩波書店

 ねむれないときには、ひつじの数(かず)をかぞえるという人(ひと)がいますが、ドゥンネは、「あたしって、しあわせ!」と感(かん)じた時(とき)のことを思(おも)い出(だ)します。たとえば、いとこにカエルをもらった時(とき)のこと。そして、一年生(いちねんせい)になる前(まえ)に通学用(つうがくよう)リュックを買(か)ってもらった時(とき)のことなど。
学校(がっこう)では、とてもなかのよい友(とも)だちもできたし、ドゥンネは毎日(まいにち)、しあわせいっぱいでしたが・・・。



益川敏英/著  朝日学生新聞社

 2008年にノーベル物(ぶつ)理学(りがく)賞(しょう)を受賞(じゅしょう)した益川(ますかわ)敏(とし)英(ひで)さんが、インタビューに答(こた)えたものや、小学校(しょうがっこう)での講演(こうえん)がまとめられている本(ほん)です。益川(ますかわ)博士(はかせ)が幼(おさな)かった頃(ころ)のエピソードや、今(いま)の子(こ)どもたちに伝(つた)えておきたいことがたくさんつまっています。どんなことでも自分(じぶん)の目(め)で見(み)て、考(かんが)えてみる、「寄(よ)り道(みち)」をしながらも興味(きょうみ)のあることを追(お)い求(もと)めるという“益川流(ますかわりゅう)スタイル”。ぜひ、読(よ)んでみてください。