平成24年8・9月号



あきびんご/作  偕成社

  なつの あついひ、みなみのしまに はげしい ゆうだちが やってきました。オオカミの いえの まえで、ヤギは ゆうだちに あいました。 ずぶぬれになって こまっていると、オオカミは しんせつに いえに いれてくれ、タオルを かしてくれました。 ヤギが タオルで 体を ふいていると、オオカミは しゃみせんを ひきながら うたを うたいはじめました。「ゆうだちが きたら うちに いるのが いちばん。 おいしい おきゃくが むこうから やってくる・・・♪」
(えほん)



サリー・ガードナー/作  小峰書店

 ジョシーは8歳と9ヶ月の女の子。ある日とつぜん、とんでもない力もちになってしまったのです。友達の頭が、鉄の柵の間にはまってぬけなくなってしまった時、柵を左右にひっぱり、かんたんに鉄を曲げることができました。ジョシーは、その時はじめて自分が力もちだということに気づいたのです。いすを指一本で持ち上げたり、車を片手で持ち上げたり・・・。それからというもの、ジョシーの生活はがらりと変わってしまいます。
(中学年から)



そうまこうへい/作  小峰書店

   小学校のさんかん日、あいのお父さんは、「とくいなのは、かけっこ。」といって、みんなから大きなはくしゅをもらいました。
 それから一ヶ月ほどたったある日、うんどう会で、お父さんたちのリレーが行われることが分かりました。さんかん日のお父さんのことばをおぼえていたあいは、「お父さんはリレーにでるよ」とみんなにやくそくしてしまいます。しかし、かけっこがとくいだったのは、今ではなく、お父さんが小学生のころだったのです。
(低学年から)



川端裕人/作  偕成社

    10歳のケンタと7歳のミノリは兄妹。ちょうど1年前、父さんといっしょにニュージーランドにやってきました。ニュージーランドは、赤道をはさんで日本とさかさまの国。だから、12月が夏休み。
 ある日、写真家の父さんが忘れたカメラを届けるため、ケンタとミノリは、二人だけで旅に出るのですが・・・。
(高学年から)