平成24年10月号



ジュリア・ドナルドソン/文  アクセル・シェフラー/絵  徳間書店

 ひろい ひろい うみに すんでいる とっても ちいさくて めだたない さかな、チビウオ。びっくりするような はなしを かんがえては、うみの みんなに きかせています。
 ある日(ひ)、ちこくしてしまった チビウオは、「なんぱせんの たからばこに とじこめられちゃった」と、ちこくの りゆうを いいます。つぎの日(ひ)も 「おばけイカにつかまっちゃった」から ちこくしたと いうのです。そして、つぎの日(ひ)。がっこうに いく とちゅう、とびきり すごい はなしを 思(おも)いついた チビウオは、 はなしに むちゅうに なりすぎて、りょうしの あみに かかってしまいました。
(低学年から)



茂市久美子/作  講談社

 小学(しょうがく)二年生(にねんせい)の さとしは、走(はし)ることが きらいです。「あしたの うんどうかい、でたくないなぁ。おなかが いたくならないかなぁ…。」と、かんがえながら あるいていると、いつのまにか、「おひさまや」という、小(ちい)さな おみせのまえに きていました。「おひさまや」は、うさぎが いろいろな ふしぎなものを うっている おみせです。 
 さて、さとしのために うさぎが だしてきたものとは、いったい なんでしょうか。
(低学年から)



福明子/作  学研教育出版

  「せのお精肉店(せいにくてん)」は、おじいちゃんとおばあちゃんの二人(ふたり)でやっているお店(みせ)で、商店街(しょうてんがい)のまん中(なか)にあります。でも、近(ちか)くに大(おお)型(がた)スーパーの出店(でみせ)ができて、商店街(しょうてんがい)はピンチ!その出店(でみせ)には、お客(きゃく)さんがたくさん行(い)っているのに、商店街(しょうてんがい)に来(く)る人(ひと)が少(すく)ないのです。
 小学生(しょうがくせい)のケイ君(くん)は、「せのお精肉店(せいにくてん)」のポテトサラダが大好物(だいこうぶつ)。生(う)まれてはじめてのおこづかいで、ブタのぬいぐるみをおばあちゃんにプレゼントしたほど、おばあちゃんのファンなのです。週(しゅう)にニ回(にかい)、いつも決(き)まった曜(よう)日(び)に買(か)いにきていましたが、ある時(とき)、お店(みせ)に何日(なんにち)も姿(すがた)を見(み)せないことがありました・・・。
(中学年から)



飯田朋子/作  新日本出版社

   僕(ぼく)の家(いえ)は商店街(しょうてんがい)のはずれにある「来(く)る来(く)る亭(てい)」というラーメン屋(や)。父(とう)さんと母(かあ)さんとおねいちゃんの三人(さんにん)でやっています。
 最近(さいきん)、母(かあ)さんは「知的障害者(ちてきしょうがいしゃ)の家族(かぞく)の会(かい)」に出(で)かけるようになりました。そこで知(し)り合(あ)った男(おとこ)の子(こ)、芳君(よしくん)を店(みせ)に連(つ)れてくることになったのです。
 そして、彼(かれ)と一緒(いっしょ)に、「来(く)る来(く)る亭(てい)」で餃子(ぎょうざ)講習会(こうしゅうかい)がスタートします。
(高学年から)