平成24年11月号



ゴールデン・マクドナルド/作  レナード・ワイスガード/絵  長崎出版

 とてもこわがりなトラのこは、一日中(いちにちじゅう)がたがたふるえてばかり。トラのこのお父(とう)さんとお母(かあ)さんは、〈トラは、どんなゆうかんなライオンよりもいさましくあれ。トラは、どんないさましいライオンよりもゆうかんであれ。〉とおしえていますが、トラのこのこわがりは、ちっともなおりません。
 ある日(ひ)、トラのこは、お父(とう)さんとお母(かあ)さんにつれられて、ほかの動物(どうぶつ)がなにをこわがっているかを見(み)るために、ジャングルをあるきはじめました。
(えほん)



土屋富士夫/作・絵  徳間書店

 モンスタータウンにすんでいるモン太(た)くんは、ふつうのにんげん。でも、モン太(た)くんのお父(とう)さんはフランケンシュタインで、お母(かあ)さんはまじょ。さらに、おじいちゃんは、むかし、オニだったらしいし、おばあちゃんはやまんばだったようです。そして、しんゆうはガイコツくん。ちょっぴりみんながうらやましいモン太(た)くんですが・・・。
(低学年から)



佐川芳枝/作  講談社

 「天界(てんかい)料理人(りょうりにん)組合(くみあい)」とは、おいしい料理(りょうり)をお客(きゃく)さんに食(た)べてもらおうと、修行(しゅぎょう)にはげんでいたのに、突然(とつぜん)、天界(てんかい)にいくことになってしまった(つまり、亡(な)くなってしまった)料理人(りょうりにん)の集(あつ)まりのこと。26才(さい)で天界(てんかい)にいってしまった一平(いっぺい)も「天界(てんかい)料理人(りょうりにん)組合(くみあい)」の一人(ひとり)。「いずれ必(かなら)ず下界(げかい)で店(みせ)を開(ひら)かせてあげよう」というおしゃかさまの言葉(ことば)で、《一平(いっぺい)ずし》という回転(かいてん)ずしの店(みせ)を開(ひら)くことになりました。いったい幽霊(ゆうれい)がやっているおすし屋(や)さんってどんな店(みせ)?
(中学年から)



岡田淳/作  偕成社

  当分(とうぶん)のあいだ、桜若葉(さくらわかば)小学校(しょうがっこう)で夜警(やけい)の仕事(しごと)をすることになったぼく。先生(せんせい)たちが帰(かえ)ってしまうと、校門(こうもん)のカギをしめ、広(ひろ)い小学校(しょうがっこう)にいるのは、ぼく一人(ひとり)だけ。
 運動場(うんどうじょう)がせまくなったと感(かん)じたり、同(おな)じ中庭(なかにわ)なのに、昼間(ひるま)と夜(よる)ではまるで違(ちが)って見(み)えたりと、夜(よる)の小学校(しょうがっこう)では不思議(ふしぎ)なことが次々(つぎつぎ)に起(お)こります。
(高学年から)