平成25年1月号



マック・バーネット/文  ジョン・クラッセン/絵  あすなろ書房

 しろい ゆきが ふり、えんとつからは くろい すすが でている まちに アナベルは すんでいます。ある日、いろとりどりの けいとが はいった はこを ひろった アナベル。じぶんと いぬの セーターを あんでも、けいとは まだ のこっています。そこで、まちじゅう みんなの セーターを あむことに しました。
(えほん)



森山 京/作  ポプラ社

  雨(あめ)の日(ひ)、キツネの子(こ)は、二(に)かいのまどから小(ちい)さなかさを見(み)つけました。空(そら)いろの子(こ)どもの雨(あま)がさです。へいをまがるときに、赤(あか)いブーツがちらっと見(み)えただけで、だれがさしているのかはわかりません。キツネの子(こ)は、友(とも)だちのかさの色(いろ)をつぎつぎに思(おも)いうかべながら考(かんが)えます。「もしかしたら、あの子(こ)かも!」。(「空(そら)いろ水(みず)いろ」より)
 どうぶつたちがでてくる5つのおはなしがはいっています。
(低学年から)



日向 理恵子/作  童心社

 〈雨(あめ)ふる本屋(ほんや)〉には、苔(こけ)とクモの巣(す)でできたドレスを着(き)た舞々子(まいまいこ)さんやシオリとセビョーシという名(な)の妖精(ようせい)たち、ドードー鳥(どり)のフルホン氏(し)など、おもしろいキャラクターがたくさんいます。
 「雨(あめ)あめ 降(ふ)れふれ 〈雨(あめ)ふる本屋(ほんや)〉」というひみつの呪文(じゅもん)。ルウ子が考(かんが)えたその呪文(じゅもん)をとなえると、つくりもののカタツムリ人形(にんぎょう)に命(いのち)が吹(ふ)き込(こ)まれ、そのカタツムリがふしぎな古本屋(ふるほんや)〈雨(あめ)ふる本(ほん)屋(や)〉に連(つ)れて行(い)ってくれるのです。
(中学年から)



フース・コイヤー/作  福音館書店

 ポレケはオランダに住(す)む11歳(さい)の女(おんな)の子(こ)。家族(かぞく)のことやボーイフレンドとのこと、生(う)まれた場所(ばしょ)による文化(ぶんか)の違(ちが)いなど、彼女(かのじょ)はとてもたくさんの悩(なや)みをかかえています。思春期(ししゅんき)のポレケには、すべてがとてもつらい状況(じょうきょう)です。でも、ポレケはくじけず、ひたすら前(まえ)に進(すす)もうとします。
 このお話(はなし)は、これまでにデンマーク語(ご)やスウェーデン語(ご)、スペイン語(ご)などに翻訳(ほんやく)されており、世界(せかい)各国(かっこく)で読(よ)まれています。
(高学年から)