平成25年3月号



I.カルナウーホワ/再話  M.ミトゥーリチ/絵  福音館書店

 イワーシェチカは お父(とう)さんと お母(かあ)さんと いっしょに くらしていました。
ある日(ひ)、イワーシェチカは、お父(とう)さんに ふねと ふねをこぐ かいを つくってもらい、池(いけ)に 魚(さかな)つりに 出(で)かけました。「はやく きしに もどっておいて。ごちそうを もってきたよ。」と お母(かあ)さんが やってきました。ところが、その ようすを見(み)ていた まじょが・・・。  ロシアに つたわる むかしばなしです。
(えほん)



村上 しいこ/作  WAVE出版

 ぼくの ともだちの きよしくん。 いっしょに あるいていると みんなが 「わにみたい」って ふりかえりますが、しょうしんしょうめいの わになんです。
 ある日(ひ)、いっしょに かすみちゃんへの プレゼントを かいに いきました。しかし、ぼくと きよしくんの いけんは あわないし、さらに、きよしくんは しっぽで おみせの ものを こわしてしまって、さあ、たいへん。
(低学年から)



柏葉 幸子/作  講談社

  すずちゃんの家(いえ)とまじょのババの家(いえ)はおとなりどうし。ババはお使(つか)いネコのミカンとくらしています。
 ある日(ひ)、ババはミカンとケンカをしたのです。そして、家(いえ)を出(で)ていくミカンにババは「一番最初(いちばんさいしょ)にかわいいくないと思(おも)ったものに変(か)わってしまう」というまほうをかけてしまったというのです。そこで、すずちゃんはねんどで“めいたんていホームズ”ならぬ“めいたんていネンドズ”を作(つく)ります。
(中学年から)



春風社

 むかし、この世(よ)に七(なな)つの太陽(たいよう)がのぼって干(かん)ばつになりました。人々(ひとびと)のお願(ねが)いで、エルヒー・メルゲンという弓(ゆみ)の達人(たつじん)が、太陽(たいよう)を次々(つぎつぎ)に弓(ゆみ)で射落(いお)とします。しかし、七(なな)つ目(め)の太陽(たいよう)を射(い)ようとねらいをさだめていると…。なぜ昼(ひる)と夜(よる)が交代(こうたい)にやってくるのか、そのわけをおもしろく語(かた)ってある伝説(でんせつ)です。(「エルヒー・メルゲンと七つの太陽」より)
 モンゴルに昔(むかし)から伝(つた)わるお話(はなし)がたくさん収録(しゅうろく)されています。
(高学年から)