平成26年11月号



ピーター・ブラウン/作 光村教育図書

 トラさんは、いつもぎょうぎよくしていることにうんざり。はじけたい、さわぎたい、いっそ、あばれたいと思(おも)っていました。
 そして、ある日(ひ)、おもいきってよつんばいであるいたり、「ワオオ!」と大(おお)きなこえでほえてみたり…どんどんあばれることにしたのです。トラさんがそんなことをするなんて、ともだちのみんなにはわけがわかりません。
  えほん



黛くみこ/作 ポプラ社

 ひっこしてきたばかりのさあちゃんはママのそばからはなれられません。でも、トイレに行(い)くときと、ひっこすまえにおともだちがかいてくれた絵(え)のアルバムをみるときは一人(ひとり)です。
 ある日(ひ)、さあちゃんがおひるねからめをさますと、ママがでかけていました。一人(ひとり)ぼっちのさあちゃんがないていると、アルバムの中(なか)から「さあちゃん」とよぶこえがきこえてきたのです。
  低学年から



新藤悦子/作 講談社

 手(て)作(づく)り小路(こうじ)には、手作(てづく)りのものをあつかっている5けんのお店(みせ)があります。5けんのうちの1けんはカフェ〔ビーンズ〕というお店(みせ)で、豆(まめ)吉(きち)さんがいれるコーヒーとおくさんの花(はな)豆(まめ)さんが作(つく)るおいしい料理(りょうり)が人気(にんき)です。
 ところが、花(はな)豆(まめ)さんが亡(な)くなってしまい、カフェ〔ビーンズ〕はコーヒーだけを出(だ)す店(みせ)になってしまいました。豆(まめ)吉(きち)さんがたてるコーヒーは、前(まえ)と変(か)わらないはずなのに、前(まえ)ほどおいしくありません。それに、お客(きゃく)さんも少(すく)なくなってしまい、手作(てづく)り小路(こうじ)はさみしくなりました。
  中学年から



ペニー・ワーナー/著 KADOKAWA

 三度(さんど)の食事(しょくじ)より謎(なぞ)ときが好(す)きなクインが始(はじ)めた「暗号(あんごう)クラブ」。今(いま)はメンバー四人(よにん)で暗号(あんごう)やパズルを作(つく)ったり、謎(なぞ)ときゲームをしていつも楽(たの)しんでいます。
 ある日(ひ)、「ガイコツじいさん」の家(いえ)が火事(かじ)になりました。クインは前(まえ)の晩(ばん)に見(み)た「ガイコツじいさん」の家(いえ)の中(なか)の様子(ようす)が気(き)になってしかたありません。そして、火(ひ)がおさまった後(あと)の家(いえ)の窓(まど)ガラスには、四(よっ)つの記号(きごう)が残(のこ)されていました。はたして、この記号(きごう)が意味(いみ)するものとは?
 暗号(あんごう)クラブ四人(よにん)と一緒(いっしょ)に謎(なぞ)をとこう!
  高学年から