平成27年1月号



聞かせ屋。けいたろう/文 高畠純/絵 アリス館

 今日(きょう)は、どうぶつえんの たいじゅうそくていの 日(ひ)です。たくさんの どうぶつたちが 体(からだ)のおもさを はかるために じゅんばんを まっています。いちばんさいしょは パンダ。つぎは ブタ。そして、そのあとは ゾウ、ひつじ、くじゃく・・・。
 さあ、みんな じょうずに はかることができるのでしょうか。どうぶつたちの たいじゅうって どのくらい?
  えほん



もりやまみやこ/作 小峰書店

 しばらく うちをはなれ、とおくのまちでしごとをしている くまのこのお父(とう)さん。そのお父(とう)さんが しあさってに かえってくることになりました。おかあさんに「しあさって」が いつのことかを おしえてもらった くまのこは、おともだちと たのしく あそんでいても、お絵(え)かきをしていても 「しあさって」が まちどおしてくてたまりません。
  低学年から



山本悦子/作 童心社

 小学(しょうがく)四年生(よねんせい)のゆうすけは、ある日(ひ)、しゅくだいをわすれてしまいました。とっさに思(おも)いついたウソで先生(せんせい)にいいわけをしますが、それを聞(き)いた先生(せんせい)は「ウソをつくなら、もっと上手(じょうず)につかなくちゃ」と言(い)いました。さらに、「すぐばれるようなのはだめよ。それから、聞(き)いた相手(あいて)が楽(たの)しくなるようなのじゃなくちゃ。」と言(い)ったのです。
 そして次(つぎ)の日(ひ)、ゆうすけは「しゅくだいわすれました!」とはりきって先生(せんせい)に報告(ほうこく)しました。しゅくだいができなかった理由(りゆう)とは・・・?
  中学年から



中松まるは/作 あかね書房

 葉月(はづき)のクラスに転校(てんこう)してきた女(おんな)の子(こ)・あかりは、前(まえ)の学校(がっこう)で『ひらめきちゃん』というあだ名(な)をつけられていたそうです。どうしてそんなふうに呼(よ)ばれていたかというと、九(く)九(く)を指(ゆび)で数(かぞ)える方(ほう)法(ほう)をひらめいたからだといいます。
 ある日(ひ)、クラスの男(おとこ)の子(こ)が二人(ふたり)で言(い)い争(あらそ)いをしていました。そして、ふいにひらめきちゃんに、どちらの言(い)うことが正(ただ)しいのか答(こた)えをせまってきたのです。答(こた)えを出(だ)せなければ、明日(あす)から『うそつきちゃん』にされてしまいます。
 さあ、ひらめきちゃん、どうする?
  高学年から