平成27年2月号



ケネス・スティーブン/文 オイヴェン・トールシェーテル/絵 西村書店

 世界(せかい)がはじまって 間(ま)もないころのこと、雨(あめ)がふりつづき、地上(ちじょう)には水(みず)があふれてしまいました。たいへんなことに、生(い)き物(もの)たちはおぼれてしまいそう。
 そこで、ノアというかしこい男(おとこ)は大(おお)きな箱(はこ)舟(ぶね)を作(つく)りました。見(み)つけられるかぎりの生(い)き物(もの)を舟(ふね)にのせて海(うみ)に出(で)ますが、高(たか)い波(なみ)がおしよせ、舟(ふね)は大(おお)きくゆれながら進(すす)んでいきます。  
 しかし、海(うみ)のまん中(なか)にきたとき、舟(ふね)にあながあいてしまったのです。
  えほん



松居スーザン/作 佼成出版社

 こやぎのハイジとペーターは、山(やま)でおばあさんといっしょにくらしています。あるさむい日(ひ)の朝(あさ)。その日(ひ)は市(いち)の日(ひ)といって、市場(いちば)へ買(か)い出(だ)しに行(い)く日(ひ)なのですが、おばあさんはかぜのため気分(きぶん)がすぐれません。そこで、こやぎたちに「おまえたちだけで町(まち)にいって、買(か)いものをしてきて」とたのんだのです。うれしくてたまらない二(に)ひきは、とんだりはねたりしながら町(まち)へむかいます。
 しかし、とちゅう、おばあさんが書(か)いてくれた買(か)いものリストが・・・。
  低学年から



クラウディア・ミルズ/作 文溪堂

 ケルシーは読(どく)書(しょ)が大(だい)好(す)きな小(しょう)学(がく)三(さん)年(ねん)生(せい)の女(おんな)の子(こ)。授業中(じゅぎょうちゅう)だというのに、ひざの上(うえ)に本(ほん)を開(ひら)いて空想(くうそう)の世界(せかい)にひたっています。
 ある日(ひ)、ケルシーの教室(きょうしつ)に来(き)た校(こう)長(ちょう)先(せん)生(せい)は、来月(らいげつ)、全校(ぜんこう)あげて“読書(どくしょ)マラソン”を開催(かいさい)すると話(はな)しました。一番(いちばん)たくさんの本(ほん)を読(よ)んだクラスには、ピザ食(た)べ放(ほう)題(だい)パーティーへの招待(しょうたい)というごほうびが。
 さらに、学校(がっこう)全体(ぜんたい)で読(よ)んだ本(ほん)が二千冊(にせんさつ)を超(こ)えたら、校長(こうちょう)先生(せんせい)のふさふさで長(なが)いひげをそり落(お)とすというのです。
  中学年から



横山佳/作 BL出版

 小学(しょうがく)六年生(ろくねんせい)の月原(つきはら)美音(みおん)は、数々(かずかず)の難事件(なんじけん)を解(かい)決(けつ)している有名(ゆうめい)な探偵(たんてい)・京(きょう)川(かわ)七海(ななみ)のいる京(きょう)川(かわ)探偵(たんてい)事務所(じむしょ)で手伝(てつだ)いをしています。
 美音(みおん)といっしょに同級生(どうきゅうせい)の春野(はるの)真(ま)菜(な)も手伝(てつだ)いをしているその事務所(じむしょ)に、ある日(ひ)、消(き)えた宝(ほう)石(せき)を探(さが)してほしいとの依頼(いらい)がまいこんできました。行方(ゆくえ)不明(ふめい)になった父親(ちちおや)を探(さが)している美音(みおん)といなくなった愛犬(あいけん)を探(さが)している真(ま)菜(な)。何(なに)かしら手(て)がかりがないかと、依(い)頼(らい)者(しゃ)が待(ま)つ現(げん)場(ば)へ向(む)かう七(なな)海(み)について行(い)きます。
  高学年から