平成25年7月号



サトシン/作 スギヤマカナヨ/絵  アリス館

 ぼくが お父(とう)さんと お母(かあ)さんと いっしょにデパートに 出(で)かけたら、デパートは 人(ひと)で いっぱい。人(ひと)だけかと 思(おも)ったら、なんと どうぶつも いっぱい。かさうりばには コウモリさんが いるし、ようふくうりばでは、シマウマさんが 水玉(みずたま)もようの ふくを きようと していたり…。さらに、かつらうりばでは ハゲタカさんと ライオンさんが かつらを かぶって「こんな かみがたも いいかもなぁ」だって。どうぶつたちの かいものを 見(み)ながら、ぼくといっしょに デパート中(じゅう)をたんけんしよう!
  えほん



もりやしげやす/作  偕成社

 まちの はずれの 「にこにこどうぶつえん」。さいきん、おきゃくさんが へって、どうぶつたちは エサを ちょっとしか もらえずに おなかを すかせています。中(なか)でも いちばん おなかを すかせていたのは ゴリラ。ある日(ひ)、オリの そとで 女(おんな)の子(こ)が 歌(うた)っている 歌(うた)を きいて、口(くち)を パクパク うごかしてみると、歌(うた)を 口(くち)の中(なか)に 入(い)れて たべることができたのです。女(おんな)の子(こ)の 歌(うた)は、とても おいしい あじ でした。
  低学年から



廣嶋 玲子/作  偕成社

 泳(およ)ぎが苦(にが)手(て)な小学生(しょうがくせい)の真由美(まゆみ)。明日(あした)からプールが始(はじ)まるという日(ひ)の帰(かえ)り道(みち)にふしぎな駄菓子屋(だがしや)を見(み)つけました。学校(がっこう)と家(いえ)の間(あいだ)にある商店街(しょうてんがい)で、何度(なんど)も通(とお)っている所(ところ)なのに、その日(ひ)初(はじ)めて見(み)つけたお店(みせ)「銭天堂(ぜにてんどう)」。そこにある品物(しなもの)たちは、他(ほか)の駄菓子屋(だがしや)さんとはちがった、「猫目(ねこめ)アメ」や「招(まね)き猫(ねこ)もち」など名前(なまえ)もちょっと変(か)わった商品(しょうひん)ばかり。泳(およ)げるようになりたいと願(ねが)う真由美(まゆみ)に、その店(みせ)の店主(てんしゅ)・紅子(べにこ)さんがすすめた駄菓子(だがし)は「型(かた)ぬき人形(にんぎょう)グミ」。はたして、真由美(まゆみ)の願(ねが)いはかなえられるのでしょうか?
  中学年から



マイク・ルピカ/著  あかね書房

 主人公(しゅじんこう)のマイケルはリトルリーグのピッチャーです。ワールドシリーズに出場(しゅつじょう)することが彼(かれ)の夢(ゆめ)でもあり、父(ちち)の夢(ゆめ)でもあります。父(ちち)が亡(な)くなり、日々(ひび)苦(くる)しくなる生活(せいかつ)の中(なか)、彼(かれ)は必死(ひっし)で野球(やきゅう)に打(う)ち込(こ)みます。しかし、投げる球が速すぎて年齢(ねんれい)を疑(うたが)われ、試合(しあい)に出(で)られなくなるなど、マイケルに数々(かずかず)の困難(こんなん)が降(ふ)りかかってくるのです。
  高学年から