令和4年2月号



たしろ ちさと/ぶん・え 大日本図書

 やぎくん、はりねずみくん、ぞうくんはきょう、まっくらなそらにあらわれるという、オーロラをみにいきます。オーロラは、おかのうえでみるので、よるはマイナス20どになるようです。「そんなに、さむいの!?きいてないよ」と、やぎくん。
 そらがくらくなると、オーロラをみにいくじかんになりました。みんなは、ふかいゆきをふみしめながら、ゆっくりおかをのぼっていきます。ようやくおかのうえにつき、じっとそらをみあげていると…。






高畠 じゅん子/作 小林 ゆき子/絵 小峰書店

 きょうは、4じかんじゅぎょうのひ。いつもより、すこしはやくがっこうがおわるので、トリンはクラスメイトのダダとこうえんで、あそぶやくそくをしました。トリンにとっては、こどもだけであそびにいくなんて、はじめてのことなので、たのしみです。トリンは、おかあさんがつくってくれたパンをもつと、いそいでこうえんへむかいます。だけど、5ふん、10ぷんと、じかんがすぎ、いくらまってもダダはすがたをみせません。しんぱいしていると、ダダはなぜかクラスメイトのノンキといっしょにいて…。



        低学年から

>>>本のよやくはここからできます

「ふしぎなメリーゴーラウンド」

リーザ=マリー・ブルーム/作 はたさわ ゆうこ/訳 こやま こいこ/絵 徳間書店

 おじいさんのメリーゴーラウンドは、六頭(ろくとう)の動物(どうぶつ)がついています。生き生き(いきいき)としていて、まるでほんもののよう。だけど、この動物にはひみつがあり、夜(よる)の三十分(さんじっぷん)だけ、えさを食(た)べ、声(こえ)をだすことができるのでした。
 ところが、メリーゴーラウンドは、新(あたら)しい持ち主(もちぬし)の男(おとこ)に引き渡(ひきわた)されました。やくそくとして「動物にえさをやること」を伝(つた)えましたが、男はえさをやらず、金(かね)もうけに夢中(むちゅう)です。ある昼(ひる)のこと、女の子(おんなのこ)がメリーゴーラウンドへかけより、子馬(こうま)にぎゅっとだきつくと、ふしぎなことがおこりました。






久米 絵美里/著 かわい みな/絵 アリス館

 忘(わす)れた!学校(がっこう)のお知(し)らせのプリントをまた忘(わす)れてしまったトラタ。取(と)りに帰(かえ)るか迷(まよ)っていると、「忘れもの遊園地(ゆうえんち)」の園長(えんちょう)だというおじいさんに声(こえ)をかけられた。忘れたい記憶(きおく)をタブレットに投稿(とうこう)すると、忘れものを手(て)に入(い)れることができるらしい。トラタは、<きのう、レミを泣(な)かせたこと>と書(か)きこんだ。
 いっぽうのレミは、ピアノ教室(きょうしつ)に行(い)くとちゅう、お月謝袋(げっしゃぶくろ)を忘れたことに気(き)づいた。どうしようと思(おも)ったその時(とき)、「忘れものですかな?」と、おじいさんに声をかけられた。