宇野 碧/著 講談社
「レペゼン」とは、ヒップホップ用語で言うところの「代表する、象徴する」。これは「レペゼン母」、つまり「おかん代表」を冠して、母親が息子に「サヨナラ」をつきつける物語――。
深見明子は、今年65歳。夫を亡くしてから30年、女手一つで息子を育て、梅農園を切り盛りしてきました。
ある時明子は、自身の悩みの種である息子が、ラップバトル大会に出ることを偶然知ります。ここで、明子は驚きの行動に。息子が出場するラップバトルの大会に自分も出場するのです。
「おかん代表」明子のラップは、観客、そして息子の心を揺さぶることができるのか?怒涛の展開から目が離せません。
(A.K)